日本の特に関東地区の電力供給については、2011年3月の例の東日本大震災時の福島
の原子力発電所が津波で壊れた時以来から抜本的な完全は出来ていないのだろうと自分
は思っています。基本的にその時から国はしっかりとした対策が取れていない。批判す
るつもりもないですが、今年は2022年。もう11年も年数が経過しています。そんな意
味では本当に国全体の動きが本当に遅い。そして生活に関わる部分では今まで以上に
電力を使う話ばかりが出てきています。「泥縄」ではないですが、日本はこんな国だ
ったのか、本当に首を傾げてしまいます。スマホの5Kにしろ、電気自動車にしろ、
どう考えても賢い判断が出来ていないんじゃないか、そんな不安と疑問が常に頭にある
わけです。
福島の原子力発電所の事故を見た時、自分はもう原子力発電は使ってはいけない電源
なんだろうと確信しました。要は起きたトラブルで被った被害が余りにも大きい。
自分から言わせれば、なんのことはない「御用学者」らが「想定外の天災」などと
少しでも科学に携わったことあるから見れば、インチキなコメントを出して本当に
不愉快で堪りませんでした。本州の半分以上が完全に放射能で汚染されるような発電
所を天災の防御も出来てないで稼働させていたことは人間の大きな間違いだと思って
います。それも稼働させていたのは天下の東京電力ですから。政治家にも原子力推進
派もいて、それの利権もかなりあった報道も出ています。
それも震災前の検討で2011年の大災害の予想も出ていたのに費用の点で対策が出来て
いなかったのは愚かな人間の誤りに過ぎません。何も東京電力だけが悪いと言うつも
りもなく、他の一流企業でも同じだったと思います。基本、日本人が忘れていけない
のは、資源のほとんどを海外に依存していると言う大きなハンディです。これは絶対
に忘れてはなりません。石油の98%が輸入ですから、それを踏まえても何とか、経済
活動を行って、日本国内でも幸せに暮らしていけるようにしないと行けないわけです。
単純に考えれば、それはそうそう簡単な事ではない訳です。
さて、現状では原子力発電は日本人がハンドリングできるエネルギーではないと仮定
して、この苦しい現状をどうするかですが、現状では何とか安全に原子力を使って
いくしかない結論になっても自分は仕方ないともう決めました。嫌だけど、どうしよ
うもない。生活のレベルが下がっても自分は構いませんが停電になるのは、心底困る
からです。そんな中で松野博一官房長官が記者会見で次世代型原発の建設を検討する方
針を公表したとなっていますが、震災から11年じゃ、やっとかと言った感じです。
これも誰が悪いとかは言いません。でも、遅い。そしてその会見では「将来にわたっ
てわが国のエネルギー安定供給を再構築するべく、あらゆる選択肢を確保していくこと
が極めて重要だ」と述べたそうですが、これは松野氏に言われるまでもなく、誰もが
思う当然のお話です。本当は大企業の電力会社が自発的に国の支援を受けながら、進め
てくれたら良かったと思ってますが、企業が国に近すぎて言い出せなかったかな、と
も思ってます。国指導プロジェクトは失敗が多いので少し心配ですが、スタートする
のなら是非に頑張ってほしいです。