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県産ガスが混合されている千葉の都市ガスは安い話

珍しく読売新聞オンラインで千葉産の天然ガスが混合されている千葉の都市ガスが安い

と言うニュースが出ていたのでご紹介いたします。19日午後3時に流れたニュースで

す。

【読売新聞オンライン1月19日午後3時】

ロシアのウクライナ侵略や円安に伴うエネルギー価格高騰でガス料金が上昇する中、千葉県茂原市やその周辺の地域では料金がこの10年間据え置かれ、東京などの6割程度に抑えられている。地元で採取される天然ガスを活用しているためだ。2~10月は政府の料金抑制の補助金でさらに安くなり、周辺自治体は地産ガスの恩恵による安価なガス料金をアピールして移住者の呼び込みなどを図る。

 「料理屋では大量にガスを使う。料金が高騰しないのはありがたい」。茂原市内で和食店「めし 処どころ  寅や」の経営者(50)は笑顔を見せる。

 茂原市を中心に約17万世帯に都市ガスを供給する大多喜ガス茂原市)によると、ガス料金は2013年に値上げして以降は同じ価格で、平均的な家庭で月額約5310円ほど。2月からは政府の補助金でさらに1000円程度安くなる。

 東京ガス(東京都)管内の場合、21年12月には約5410円と茂原市とほぼ同じ価格だったが、今年1月には約7630円に値上がりした。補助金の支給が始まる2月も約6960円と高値は続く。

 ガス料金を抑える切り札となるのは天然ガスだ。茂原市に隣接する睦沢町では、橋の上から川の水面をのぞき込むと、大小の泡が浮かんでいるのが見える。大多喜ガスの担当者は「地中から湧き出す天然ガスです」と説明する。

 このガスは、房総半島を中心に広がる南関東ガス田から漏れ出している。ガス田には、メタンガスが地下水に溶けて埋蔵されており、採取可能量は約3685億立方メートル。日本全体の天然ガス消費量(年間約1100億立方メートル)の3年分ほどになる。

 現在は地盤沈下につながらないよう配慮しながら、年約4億立方メートルを採取し、ほとんどを周辺地域で消費する。この地域では明治時代からこのガスを活用し、自宅に引いて使う人もいる。地下資源に詳しい東京大大学院の徳永 朋祥教授(地圏環境学)は「大量採取は無理でも地産地消できるエネルギーが地域にある意味は大きい。地域の魅力として上手な使い方を考えるのが大切」と指摘する。

 周辺の市町は、地産ガスを地域資源として生かすことを模索する。睦沢町の道の駅「むつざわ つどいの 郷さと 」ではこのガスを使って発電し、19年の台風15号の際は、温水シャワーや携帯電話の充電を無料で開放し、防災拠点となった。茂原市の担当者は「安価で安定したガスの供給は茂原のセールスポイント。移住促進イベントで積極的にPRしたい」と意気込んでいる。

 

地元には大変ありがたい話でしょうし、石油系のエネルギーを比較的安価に輸入出来て

いたころはさほどありがたみも感じなかったかもですが、これだけ世界的にエネルギー

需要がひっ迫してくれると今回のような状況は関係している人間からは想像が出来てい

たことです。地盤沈下抑制のために都市ガス供給量の100%を県産ガスに出来ないのは

残念ですが仕方のないこと。また、京葉ガス株式会社さんもある割合県産ガスを使って

いるので現状ではかなり助かっていることと思います。いずれにしても天然ガスは燃焼

時の排ガスが綺麗ですし、安価であれば文句をいうこともありません。東日本大人災

以降、千葉でも相当通常の地盤変動より大きな変動があったので、現状、地盤沈下

どう観測して解析しているか自分は知りませんが、把握しにくいのは事実だと思いま

す。そんな中でも県産ガスは当分の間、使えますので是非とも地域に役立ってほしい

ものです。


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