最近、特に気にしているのは孤独死の話です。持病で以前のような外出もままならない
なら余計に。元気だったころは本当に色々な経験をさせてもらったし、やるべきことは
ほぼ全部やってしまった感があるので、そんな感覚なのです、子供たちも完全に成人に
なってますから。そんなことで今は何かをするために生きていくわけでもないので、結
構変化のない毎日のように思います。また、年齢がいってるので知り合いだった方や世
間一般でも大好きだった方や尊敬していた方がどんどん亡くなっていますから、本当に
寂しいものではなく、自分たちの時代はもう昔に過ぎ去ってる感がかなり強いのです。
まあ、こんな毎日ですが、かなり気にしているのは孤独死の話です。誰にも知られずに
亡くなることが寂しいというわけでもなく、多くの方に迷惑をかけること自体、本気で
避けなければなりません。今は、多分そういうサービスもあるでしょうから真剣に探し
て可能だったら、即、登録すべきでしょう。そんな中でyahooニュースで20年間、団地
の中で孤独死を一件も出していない団地があることを知りました。そんなニュースを目
にしただけで感動しちゃってます。本当に素晴らしい。難しいことかもですが、本来そ
うあるべきでしょう。亡くなっても誰も気付かず、変わり果てた姿で発見され、親戚や
周囲の方々に多大な迷惑や費用面での迷惑もかけるべきじゃないと思っています。
自分が目にしたのは東京都立川市にある「大山自治会」のお話です。2022年の段階で
日本人男性の平均寿命は81歳、女性の場合は87歳で下降傾向にあるそうですが、この
年齢まで生きていく方がかなりいらっしゃるのでしょうから、かなり大変な話です。
そもそも男なんて奥様がいなくなってしまったら、傍から見ても情けない感じの方が
かなり多いし、孤独死も男性が多いと言いますから、そういうことなのでしょう。自
分は66歳ですから平均寿命まで15年あるわけですが、元気だったころに相当無理なこ
とをしてましたので男性の平均寿命まで生きていくなんて無理だろうと思ってます。
そもそも心臓に関わる疾病にかかった場合は長く生きられないようですから。決して
諦めているわけでもなく、それが事実と冷静に受け止めているだけです。
お話が少しずれましたが、前述の「大山自治会」では現状、65歳以上の高齢者は45%
とのこと。思った以上に多い割合です。この自治会では団地への入居時に自治会への
加入が必須ということですから、自治会として活動をやっていけるわけですが、今は
日本国内では各地域での自治会加入率がどんどん低下してるそうですから、多くの
場合、自治会が孤独死防止の受け皿にならないようです。この自治会のある立川市で
も全体で言えば自治会加入は38%ということなので。現状、行政がその役割を担うの
ま無理でしょうから。勝手に言わせてもらえば、随分、昔に言われた「核家族」とい
う言葉が流行りだした時から日本人の家族形態が壊れ始めたと思ってます。自分の孤独
死を早く避けるようにしないとです。