最近になって水道水や地下水にPFAS(ピーファス)と言う発がん性物質がはいっていり、
何度も話題になっています。正式に言えば、アルキル鎖に複数のフッ素原子が結合した
有機フッ素化合物の総称と言うことで全部のPFASが人間の身体に毒と言う訳でもない
のですが、種類によっては体内から排出されないし、絶対に分解しない物質ということ
なので思いの他、やっかいなようです。用途は、撥水撥油剤、界面活性剤、半導体用反
射防止剤、金属メッキ処理剤、消火器の泡消火剤、殺虫剤、調理用器具のコーティング
剤等とのこと。一時期、話題になったコーティングしたフライパンは身体に悪い、とい
うのがこれです。また、国内の地下水では原因として、沖縄の例ではPFASを含む泡消
火剤を利用してきたアメリカ軍基地が汚染源である可能性が高いと考えられているケ
ースがあるそうです。
さて、一般論で言いますが、人体への有害物質は科学の進歩を完全に追いかけっこの
ような感じで過去、身体に有害とされていたものが、今では無害とされている場合も
ありますし、逆に科学の進歩によって以前は無害とされていたものが完全に有害で発が
ん性物質となったりが多々あるので国等に任せるというよりも個人で判断して自分や
家族を守るしかないように思います。日本の水道水は、そのまま飲用に出来ると言わ
れていますが、塩素による殺菌が普通に行われていたので自分も途中からろ過して使っ
ています。特にマンションに引っ越してからはマンション屋上の貯水タンクに貯水した
水を各部屋に供給でしょうから、余計に注意しています。従ってウォーターサーバーを
入れちゃってます。お金は本当にないのですが。
お話をもとに戻すとyahooニュースで吉備中央町にある円城浄水場から、国の暫定目標
値の28倍となる「1リットルあたり1400ナノグラム(ng/L)」もの化学物質・PFASが
検出されていたことが明らかになったお話が出ていました。お役所は水道水を絶対にし
ないよう広報してるそうですが、地元の方は相当驚いたことと思います。原因は水源の
ダムの資材置き場に15年ほど前から置かれていた「フレコンバッグ」と言う品物。土木
建築で利用されるコンクリートがら等を入れる大きな袋です。ダムの水中にあったわけ
ではないので雨水が入ったものがダムに流れ出したのでしょう。住民の方の血液検査で
はやはり国の基準値を大幅に上回る数値が出てるとか。損害賠償のお話も出てきそうで
すがそれよりもどうやって身体を有害物質から守るか、が気になります。
自分が以前使っていたシーガルフォーではPFASを99.92%除去出来るそうです。素晴ら
しい!でも製造元のHPを見たら、シーガルフォーは標準の物で15万円程度の値段が出
ています。高っかい!目が飛び出そう。昔は交換のフィルター部品は1万円ちょっと
でしたが、今は3万円弱が定価となっています。どうも貧乏人にはもう手が出ない品物
かも。かなり驚いちゃいました。このフィルターはデュポン社製で相当、高品質なの
でしょう。フィルター以外はステンレスの容器だけなのでステンレスが高いのかも
です。余談になりましたが、皆さんもぜひ、お金を作って水道用フィルターの装着し
てほしいと思います。