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「最も鳥に似た」羽ばたきする新種恐竜、ドイツで化石発見(AFP)

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鳥が恐竜の進化したものと言う話は前から話として聞いていた方も多いと思います。有

名な話では始祖鳥もそうですよね。始祖鳥の学名はアーケオプテリクス。そして、この

化石も1860年にドイツのバイエルン州で発見されたそうです。しかし、実際には完全に

は恐竜の進化したものが鳥であるとは完全にはなっていないのだそうです。自分も少し

早とちりしてました。でもフィーリングではばっちり合うのですが。

 

そんな中でまたもドイツで「最も鳥に似た新種恐竜」の化石が発見されたそうです。

AFP BB Newsからです。

【AFP BB News 5月17日】

カラスのように羽ばたきをしていた新種の飛行恐竜の化石がドイツで見つかった。研究論文がこのほど発表された。この新種恐竜は、現代の鳥類が爬虫(はちゅう)類の祖先からどのように進化したかに関する極めて重要な手掛かりを握っている可能性があるという。


 1861年に発見されて以降、始祖鳥(Archaeopteryx)は最古の飛行する鳥だと広く考えられてきた。この羽毛を持つ小型恐竜は、約1億5000万年前のジュラ紀の湿地帯に生息していた。 ドイツ・ミュンヘン大学(LMU)とスイス・フリブール大(University of Fribourg)の古生物学者チームは、ドイツ・バイエルン(Bavaria)地方にある岩層を調査した。現在知られている始祖鳥の化石標本のほぼすべてが、この地で発掘されている。


 研究チームはこの調査で、化石化した翼を発見した。チームは当初、同じ始祖鳥の類いのものだと考えたが、すぐにいくつかの相違点があることに気が付いた。
 論文の筆頭執筆者で、LMU地球環境科学部のオリバー・ラウハット(Oliver Rauhut)氏は「類似している点はいくつかあるが、始祖鳥や他の、地質学的により後期の鳥類との詳細な比較を行った結果、われわれがいま扱っているのは、それらよりやや進化が進んだ鳥であることを、その化石は示唆していた」と話す。
 

研究チームは、この鳥に似た新種恐竜を「アルクモナビス・ポッシェリ(Alcmonavis poeschli)」と命名した。近くを流れる川を指す古ケルト語と、化石を発見した科学者で、発掘調査を率いたローランド・ポッシェル(Roland Poeschl)氏にちなんだ名前だ。 科学誌「eLife」に掲載された論文によると、アルクモナビス・ポッシェリは「ジュラ紀のものとして発見された中で、最も鳥らしい鳥」だという。
 

アルクモナビスは始祖鳥に比べてかなり大きい上、翼の骨に見られる特徴は、より活発に羽ばたきすることが可能だったと考えられることを示していた。重要なのは、アルクモナビスにみられるこの「羽ばたき」の特性が、より最近の鳥類にはあるが始祖鳥にはない点だ。「これは、ジュラ紀後期の鳥の多様性が、これまで考えられていたよりも大きかったことを示唆している」と、ラウハット氏は指摘する。


 鳥と恐竜は、滑空をする初期の種を起点として、その羽ばたきをする能力を発達させたのだろうか。今回の発見は、この点について専門家らの議論を過熱させるかもしれない。論文の共同執筆者で、フリブール大のクリスチャン・フォス(Christian Foth)氏は「アルクモナビスの適応は、飛行の進化が比較的速やかに進行したことを強く示唆するものだ」との見方を示している。(c)AFP/Patrick GALEY

 

やはり鳥は恐竜の進化したもの、これがどんどん明らかになっていきそうか感じです。

そういう化石は、このドイツが多いんですね。今後の研究にも期待してます。