出典:https://www.cnn.co.jp/world/35119684.html
出典:https://engtechmag.wordpress.com/2014/03/11/malaysia-airlines-flight-mh370-the-search-and-rescue-
mission-widens-an-annotated-infographic
/CNN)より: マレーシア運輸相は23日、4年前に消息を絶ったマレーシア航空の
旅客機「MH370便」の捜索が29日で打ち切られると発表した。マレーシアの閣議
は、同機の捜索を続けている米国企業オーシャン・インフィニティの求めに応じ、捜索
期間を29日まで延長することを了承。運輸相は記者団に対し、以後の捜索期間延長は
行わないと断言した。
MH370便は2014年、乗客乗員239人を乗せてマレーシアのクアラルンプール
から中国の北京へ向かう途中で消息を絶った。マレーシア、中国、オーストラリアは当
初、インド洋で71万平方キロを超す広大な範囲を捜索したが、同機の痕跡を見つける
ことはできず、昨年1月に捜索を打ち切った。それまでの捜索にかかった費用はおよそ
2億オーストラリアドル(約166億円)。費用の大部分はマレーシア政府が負担し
た。オーシャン・インフィニティは、発見できなければ報酬は請求しないという条件
で、捜索を引き継いでいた。
同機の存在を示す唯一の手掛かりは、アフリカ東部の海岸や周辺の島に漂着した翼の部
品などの残骸だった。漂着地点は、同機が墜落したと思われる地点からは遠く離れてい
た。同機が消息を絶った原因については、操縦士の自殺説を含め、さまざまな説が飛び
交った。しかし捜索活動を率いたオーストラリアの調査団は自殺説を否定し、同機の消
息途絶は事故だったとの見解を発表。オーストラリア 運輸安全委員会(ATSB)は2
2日の議会証言で、同機は燃料が底を突き、インド洋に墜落した可能性が大きいと指摘
した。
ここまでがCNNでの報道です。結局、4年間の月日と170億円余りの費用をかけても正
確な墜落地点(着水地点)は、はっきり分からなかったのです。そして、事故発生当初
は、これだけレーダーが発達し、墜落の際は、その痕跡がはっきり分かるので、機体が
見つからないことは現代ではありえない。そう言われていました。墜落した際は、それ
だけはっきりと痕跡が残るということなのです。また、墜落した機体からは一定期間、
電波が発信されるのだそうです。しかし、それも見つからない。ある意味では現代の
神隠しと言った様相さえ、ありました。何例かの陰謀説も出てましたしね。そんな
感じです。今日で捜索も終わりです。改めて犠牲になった方々の安眠をお祈りすると
共に調査で頑張った方々にも感謝の意を表します。(合掌)