引用:毎日新聞電子版、https://mainichi.jp/articles/20180529/k00/00e/040/279000c
引用:google map
また、余りにも悲しい事件で、その内容を調べてみました。新潟県阿賀市の五頭連峰で
今月5日から行方が分からなくなっていた父と子が遺体で発見された件です。父親は37
歳と若く身長も180㎝代と多分、がっちり体格の父親。そして子供は長男で小学校1年の
長男。5日のそのニュースを聞いたときは「携帯電話もあるし、何とか発見されると良
いな」と軽く思っていました。現在は携帯電話があるお陰で、遭難しても連絡が取れる
場合が少なくありません。ところがもうそのニュースも頭から消えかかっていた昨日、
遺体でお二人が発見されたとのこと。ふう、非常に悲しいです。そういうことを父親が
子供とする気持ちは、自分が子供を持っているだけによくわかります。
「小さいうちに出来るだけ自然に触れさせ、少しきついこともさせてみよう」そんな考
えだったと思います。子供の時期でないと育成出来ないことがありますから。そして、
それには自然にみっちり触れさせることが大事。そう、そうなんです。少し冒険をさせ
る必要があるんです。これは自分の意見なので他の方に強要する気は全然ありません。
自分の場合は長男を石垣島、西表島に連れていき、1日ツアーのシュノーケリングをさ
せました。自分にとって最初であったこの経験は、小さい長男の胸にしっかり焼き付い
たはずです。少し海が恐い部分もありましたが、宝石のような魚たちと太陽の光にキラ
キラしているサンゴ礁の姿は絶対に忘れられないはずです。それと似たようなことを
今回の父親さんも長男に考えていたと勝手に推測しています。
しかし、しかし、亡くなってはいけない。180㎝も超える体格の男性が体力に自信があ
るのは十分想定出来ます。しかし、小学校1年生の男の子は、少し微妙かもですね。
男の子は小さいうちは女の子より弱いような。今回の件、非常に「なんでそんなこと
に?」と思ったので。発見された場所と周囲の様子を簡単な方法ではありますが、グー
グルマップで見てみました。ここは地図だけの判断になりますが、山が深いです。結構
注意が必要な山です。谷を下っていたのではないかと言われていますが、谷だと携帯は
山に挟まれて使えないかもです。そして、山道から離れすぎてるようにも思いました。
自分は登山をしませんが、「迷ったら動くな。ビバークでもして体力を温存しろ」そん
な教えがあったように思います。五頭連峰にも詳しい新潟山岳会の会長さんの話では、
この時期の、この山は初心者には難しい、そんなコメントも出ています。そうなってく
ると、今回の件は準備不足や判断不足が重なり、今回の事故になった危険性があります
よね。「やるせない思いになります」。父と子は重なるように倒れていたそうです。
色々思うと言葉が出ません。是非是非安眠して頂きたいのと今回の件を踏まえて、月並
みですが2度と同様の事故が起きないような措置をして頂くよう、心から強くお願いし
たいです。