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自衛隊のF-35Aは何故、墜落したか

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この9日午後7時過ぎに墜落したとされた自衛隊の最新鋭戦闘機、F-35A。青森県の三沢

基地所属の機体で、操縦していたのもベテランの40代の3等空佐。編隊長でもあったそ

うです。まだ尾翼しか発見されておらず、操縦していた空佐も、もちろん見つかってい

ません。この最新鋭戦闘機F-35Aは、これまで非常に事故の少ない機体と言われてきま

した。実質死亡事故はゼロだったようです。今回は緊急脱出もしておらず、非常に急な

トラブルと推定されています。実際、この機は実戦配備されておらず、まだ訓練の状況

で今回も4機で訓練中だったようです。

 

まあ、まだ機体に慣れていなかった部分もあるかもですが、今までの戦闘機と比べれば

この最新鋭機では戦術が従前と全く違うと言われています。同機の母体となる第302飛

行隊は3月26日に12機態勢で発足しましたたが、実は領空侵犯の恐れのある外国機への

緊急発進(スクランブル)など実任務にはまだ就いていない状況です。いわば練習生の

ようなもので、空自幹部は「これまでの戦闘機とは全く違う新しい戦い方を学んでい

る」と説明しています。そういうことからすると操縦も従前と全く異なり、複雑と

言いますが、操作が面倒になっていたことも考えられます。


つまり、「航空戦のルールを変えた革命児」と評されるF35は、看板であるステルス性

のほか、他の航空機や艦艇などとの戦術ネットワークが一番の特徴で初めて導入するシ

ステムや概念が多いため、操縦士はそれに適応するのが大変なのだと言われています。

 当然のごとくセンサーなど電子機器や兵器システム、飛行操縦システムは複雑で高度

なレベルのものになるため、各機器を制御するソフトウエアも逐次バージョンアップが

求められ、操縦士はそうした“進化”への適応を強いられそうです。そんな風に考えてい

くと墜落原因はまだ分からないものの、従前とは違った複雑な操作をしている中で、急

なトラブルで墜落したことが想像されます。防衛上もある意味鳴り物で購入されたF-

35A。まだ発見されていない編隊長の消息も非常に心配です。