出典:LNEWS
今日はもう1つ、非常に興味のあるニュースです。ヘリコプターのベル社とヤマトホー
ルディングスが開発した画期的な貨物用垂直離着陸機のテストに成功したお話です。
場所は米国テキサス州のダラスフォートワースでのお話です。ドローンが宅配等に利用
される試験が続いていましたが、従前のドローンでは少し機種が小さいような印象も
持っていました。今回は30㎏以上の荷物を運べるそうです。非常に期待してしまいま
す。日本国内でも実用試験するようです。ニュースはLNEWSからです。
【LNEWS 8月27日】
ヤマトホールディングスと米国テキストロン社傘下のベルは8月26日、米国テキサス州フォートワース郊外で、貨物eVTOL(電動垂直離着陸機)によるラストワンマイル一貫輸送サービスの機能実証実験に成功した。
実験では、ベルの自律運航型ポッド輸送機「APT70(Autonomous Pod Transport 70)」と、ヤマトHDが開発した貨物ユニット「PUPA(Pod Unit for Parcel Air-transportation:荷物空輸ポッドユニット)」を使用。両社で開発した技術を連携し、APT70の空力特性を最適化した姿勢での自律飛行や、飛行中と地上での安全性や可用性、空輸からラストワンマイルへのシームレスな輸送形態の遷移、荷物の格納と取り出しに関する取り扱いの容易さを証明した。
今後、両社はこの成功を踏まえ、2020年代前半までにヤマトHDの荷物輸送システムにAPT70を導入し、前例の無いオンデマンド物流サービスの顧客満足体験を創りあげることを目指していく方針。
ベルのMitch Snyder社長兼最高経営責任者は「我々のチームは民間物流に対する市場のアプローチを変える可能性を秘めた革新的なソリューションを開発してきた。両社でテクノロジーをさらに洗練し、この物流エコシステムの中で安全に運航できる効率的で機敏な機体を生産していく」とコメント。
ヤマトHDの長尾裕社長は「今回の取り組みのような革新的な技術を実用化するためには、まず物流現場での実用性の高い機能設計が不可欠。実験が成功したことで、新たな空の輸送サービスを構築するための大きな第一歩を踏み出すことができたと実感している。今後、2020 年代前半のサービス開始に向けて、eVTOLシステムの技術開発とサービス設計を加速していく」と述べた。
実験に使用したベルのAPT70は、テイルシッター型の電動垂直離着陸機に革新的なペイロードポッドを搭載。時速100マイル(時速160km)以上の速度で飛行し、70ポンド(32kg)を積載できる。ヤマトHDが開発したPUPA70XGは、70ポンドまでの積載可能重量を持つ試験機で、巡航中には高い空力特性を持つ一方、地上ではさまざまな環境下で荷積み・荷下ろしや搬送を容易に行うことができる。
この中で分かりにくい言葉としてはラストワンマイルサービスと言うのがあります。
これはどうも事業者と利用者を結ぶ最後の区間の意味のようです。クロネコも収支では
赤字を128億円も出しているので抜本的な改革が必要なところでしょう。それに流通も
どんどん技術革新が進んでいます。クロネコに関しては個人的な意見としてはサービス
内容の割には料金が安きさえしています。今後も是非技術革新等で難関を乗り越えて欲
しいものです。