最近見たニュースで余りも悲惨で、可哀相でと言ったニュースがノルウェーの37歳の
婿がフロリダ州の義父の家にお誕生日のお祝いに7000キロもの移動をしてサプライズ
でお祝いしようと家に出掛け、サプライズが勘違いされて射殺された事件です。
チャイムを鳴らして隠れ、義父が出てきたら、うなり声を出して飛び出し、半自動小銃
で射殺。悲惨以外の何物でもないです。義父は罪には問われなかったそうですが、家族
の悲しみを思うと、やってられません。時間も午後の11時半過ぎとのこと。何ていうか
遅い時間帯です。いくらお誕生日とは言え、侵入者に勘違いされても仕方がない感が
あります。
そもそものアメリカ合衆国の成り立ちから見れば、良い悪いは別にして銃が不可欠な社
会だったのは事実です。内戦もあったわけですから戦いに銃が使われたでしょうし、治
安の悪さからしても銃で自分や家族を守るという行為が自然の国。もう、30年も前の
話ですが研修でダラスのダウンタウンのホテルに滞在していた時に街の非常に危険を
漂わせている感が何とも言えなく、また、夜にはホテルの部屋の銃声が聞こえてくる
んです。それも何度も。そういう治安なんだなとその時は思いました。
人種差別が原因での連続射殺時間が続いてますし、警官の黒人への不当な発砲、そして
家にある銃での子供による誤射時間。もう、そんなのが日常茶飯事なのがアメリカで
す。今回の件も日本人の私からすれば、義父がなんで半自動小銃を持っていたのか
が理解出来ません。その2時間前にも義父は別の親戚にドアを叩かれて、脅かされてお
り、それで神経質になっていたとも記述があります。そうなるとドアを叩かれて脅かさ
れても大丈夫なように、その銃を持っていたのか、ということが想像出来ます。
そう、銃は準備してあった。そして本物の婿なのに、飛び出してきたために襲われる
と思って準備してあった銃で撃った、そんな感じでしょうか。
ノルウェーも米国ほどは治安も悪くないでしょうし、そこは文化、風習の差もあったか
もです。サプライズがデスに、、、それじゃあ、本当に洒落になりません。自分がそ
の義父だったら娘には謝りようがないし、彼の家族にも何を謝罪して良いのかすらも
分からなくなるだろうと思います。家族はそれだけ大事ですから。逆に言えば同様の
事故が起きない日本はなんて幸せだろうと思っちゃいますね。