米国は過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」支持者の入国を阻止する目
的で、日本や欧州からの渡航者にビザなりの入国を認めていた制度を改定して、規定を
厳格化したそうです。新規定は昨日、21日から適用され、日本、欧州、オーストラリア
から芸国への渡航者のうち、2011年以降にイラン、イラク、スーダン、シリアへの渡航
歴がある人、およびそれにいずれかの国の国籍を持つ、2重国籍者が対象になるそうで
す。該当者はビザなしで米国入国が出来ないのだそうです。ただ、大使館や領事館で既
定の手続きをすればビザを申請出来る、とのことです。
これに対して欧州連合(EU)のオサリバン駐米大使は欧州28か国の大使連名で、シリア
やイラクに行った人全員を対象にすると正規事業やジャーナリズム、人道支援活動に関
わる人々まで影響が及ぶ恐れがあるとして懸念を表明していたそうです。
これもある意味、当然の措置のように思います。テロをどうしても阻止したいとなると
必要な措置になってしまいますから。今までも日本人は特別扱いの対象だったようです
が条件が条件ですから。一般の方は今まで通りでOKな訳です。しかし、命に区別がな
いはずですが、イスラムの方々は本当に困っているように思います。日本人はイスラム
教を普通、批判したりしませんし。それでも、どんどん世知がない世の中になっていく
のは誰も好みませんよね。しかし、シリア等難民が何百万人もいる現状をどう考えれば
良いのか、日本も、このままで難民に対して良いのか、そんなことも考えてしまいま
す。