最近は物騒な事件や政治でも謝罪することが多く、報道でも目にすることが多いが、そ
の際によく使われる言葉に「遺憾」と言う言葉がある。何度も耳にしているが、どうも
しっくりこない。ニュアンスとして、謝罪している本人が謝っているように受け取れな
いのだ。ネットで調べてみても大体が次のような意味となっている。
遺憾(いかん)とは、一般には、「思い通りに事が運ばなくて残念だ」という意味で、期待したようにならずに、心残りに思うこと。残念に思うこと。英語では、regret、shame、indifferentなどの表現で表される。「遺憾の意を示す」ということは「残念である」という意味であり、謝罪を意味する言葉ではない。
やはり、「ごめんなさい」ではないのだ。謝罪の意思があるのなら、しっかり謝れば良
いのにといつも思ってしまう。また、もともとは政治用語として利用されていた言葉で
あり、正直、意味不明な言葉であった、との記述もある。そう、謝罪すべきなのに印象
は誤魔化されている気さえしてくる。自分で悪いと思ったら、すぐにはっきりと相手に
謝りなさいと子供の頃から言われてきたではないか。特に偏見ありかもですが、政治の
ような訳の分からない世界で多用される言葉なんて、一般人が真似て使うべきでは
絶対にないのだ、と強く強く思ってしまう。「ごめんなさい」は自分は綺麗な日本語だ
なといつも思っています。