最近は歳のせいか、昔のことを思い出すことも多いのですが、今思うと今の時代だと
絶対に出来ないだろうなと思うようなことがありました。その1つは近くで比較的大き
な焼却場(?)のような大きな焼き場があって、そこでシュウシュウ音を立てながら
導火線を燃やしていたのです。導火線ですよ。そう、普通に考えればダイナマイトに
繋いで火を付けるやつ。当時は何の疑問も持たずに、その場所でも遊んでいました。
多分、長さが1m未満ぐらいの撚った金属線がシュウシュウ沢山、山になって燃えてい
たのです。不思議な光景でしたね。山の大きさは円で直径3m以上はあったでしょう。
山の高さは1mは無かったような、ここはどうもはっきりしません。底は多分掘ってあ
ったのだと思います。多分、最初は誰かが火を付けたんだろうとは思いますが、それも
見たことがない。
会社の名前はもちろん出しませんが、そのすぐ前にそれの専門会社があったようです。
今はあるか分かりませんが、その会社に関係した倉庫も林の中にありました。これもで
すが、物凄い佇まいでしたね。何十メートル以上もある角の大きな窪地で、多分これも
掘ったのだと思いますが、その深さも何十メールとはあったんだろうと思います。その
真ん中に小さな倉庫があったのです。その窪地の周囲は確か有刺鉄線のある柵がして
ありましたし、簡単に入れるような場所ではないのです。大人に直接聞いた記憶はない
のですが、そこに火薬が保管してあるというようなそんな話が子供たちの間で話されて
いました。今想像するに、そこで火薬が仮に爆発しても、その被害は周囲にはあまり
及ばないような、そんな倉庫だったんだろうと思います。五月蠅い人たちが住む地域で
あれば毛嫌いされそうですが、多分、そこに勤めていた人もいたためか、何の非難も
当時は無かったです。今思うとなんかとっても不思議な感じがします。
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