今回の台風19号は規模も大きく、勢力も強かったことから本州のほぼ半分より北側で
甚大な被害が発生し、河川の氾濫等で家が水没し、まだ救助もされていない方もいらっ
しゃるような事態です。自分の家は雨漏りがあったのでそれを修理しないといけません
が、それはお金で済むことですし、強風と言いますか、突風も前回の15号ほど強くは
なかったので被害もそんなに大きくない感じです。それでも茂原も避難所を設置し、対
応は、かなりやっていたようです。しかし、15号で被害をかなり受けてブルーシートで
対応を余儀なくされていた県南等の皆さんは、再度叩きのまされた訳で、可哀相だし
なんとか力になってあげれないかと思っています。
NHKのTVを深夜、久しぶりに見て台風の状況を見ていたら被害が酷くて、どうなって
しまうんだろうといった感じです。被害に遭わされた方はお年寄りでも何十年もここに
住んでいて、こんな経験はしたことがないと皆さん言っておられました。それは当然
でしょう。ただ、少しだけ地球の歴史を学んだことがある方にしてみれば、数十年なん
てのは地球の一生からすれば、瞬きの時間にもなっておらず、その間に起きてない
ことが今後も起きないなんて保証はまったくどこにもないわけで、インタビューを受け
た方のお気持ちもよく分かりますが、今後は更に今まで経験してなかったことがどんど
ん起きるかもしれないと勝手に思ってしまいました。
また、どこまで信ぴょう性のあるコメントか分かりませんが、マスコミには今回の台風
被害は20世紀に起きる想定を超えた、とか言うコメントも専門家が言っているとも出て
いました。いや、このコメントが本当であれば、その専門家って何の専門家なの?と
疑ってしまいます。各天災による被害防止のための設計仕様には、ここまでの雨量や
水位には耐えられるという設計基準は確かにありますが、その数字は、今後起き得る
天災は、このクラスまでということではないことは技術系の方ならすぐに分かること
です。それを想定された被害と言ってしまうのは、どうしてもおかしいですし、そもそ
も論で言えば天災自体をしっかり理解してないことになります。こんなの当たり前で
す。
想定外なんて言葉は東日本大震災の際にも聞かれた言葉です。まったく無意味な言葉で
す。そもそも人間の思考が自然を上回るなんて発想は日本人にあったでしょうか。欧米
人なら分かりますよ、自然は人間が制覇すべきもの、人間の方が上と言った感じが彼ら
にはありますから。でも日本人はそんな発想はないはずです。後からTVに出てそんな
コメントを発していたのは、政府にべったりの連中だったかもと思いましたが、です。
いずれにしても今後は似たような被害があるでしょう。自分なりにもう1回対策を精査
します。