もう、50年以上前の話になりますが、小学校の頃は随分、カブトムシやクワガタ、カミ
キリ等の甲虫と随分、お付き合いさせて頂きました。自分の住んでいたところは地方の
県庁所在地ではありますが、少し離れると森林等自然も豊富で子供が遊んで歩く範囲に
頑張って探せば、こう言った虫たちに出会えたわけです。カブトムシ、クワガタ、カミ
キリが良くいるのが街灯のところ、近くの某施設の街灯の笠のところに隠れていたりす
るので早朝のまだ薄暗い時間にそれを採りに行きます。
もちろん、夏場ですが、これは本当にワクワクどきどきもので、街灯を揺らして大きな
奴が地面に落ちてきたら「やった!」となるわけです。後は少し離れた団地に行く道路
の街灯。ここも早朝に虫たちがかなりいます。これはかなり楽しくてかなりやってま
した。最後は、森の中の樹に樹液の湧き出してる場所。ここは目的の甲虫もいたり
しますが、スズメバチが結構いて恐かった。あいつはすぐに怒ってブンブン羽ばたきを
するんです。これは1か所だけでしたね。
それで、そんだけ甲虫を採ってどうしていたかと言うと飼ってました。比較的でかい
カゴに入れて何十匹です。餌はスイカとかそんなのです。そして、暫くしたら自然に
戻してました。一番、気に入っていたのは、ノコギリクワガタ。カブトムシはなんか
オシッコがとても臭い。だから、そういう面ではカブトは好きなじゃない部分があり
ました。なんだろ、お腹でも壊してたのか。そんな訳で、そのカゴは玄関に置いて
ましたが、夜になるとカゴの中でも連中は飛ぶんです。そう、これが結構五月蝿い。
なんせブンブン言ってますから。
それとオヤジが理科の先生だったためか、昆虫の標本を作っていて、死んでしまった
甲虫は標本になったりしてました。(汗)父親が退職してからは、それはどこかに
寄付したそうなので、ひょっとしたら、今でもそれは見ることが出来るかもです。
その中でも非常に気になっていた標本があって確かピンクと言うか、緑色が混じった
、メタリックの身体をした「フンコロガシ」君。ちっこいのですが色が本当に綺麗。
インパクト相当あった甲虫君です。小学校の頃に見て、60過ぎても覚えているから
かなりの印象です。オヤジが金華山で採取してきたと言ってました。今、調べてみ
ると金華山は日本三大ふんころがしの聖地とのこと。ふむふむそういうことなんで
すね。オヤジはシカかなんかの糞に、この甲虫が付いていたと言ってました。
さて、ここまでお話をして、どんなフンコロガシ君か気になってることと思います。
これも調べてきました。写真ありました。これです。
出典:https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-874739.html
これはYamaRecoと言うHPに旅行記録として掲載してありました。もうさっきの自分
の記憶通り。こんな綺麗な虫がいるなんてと言う感じです。このメタリック感、堪り
ません。小学校の頃の記憶、しっかりしてました。そんな訳で甲虫が好きだったと言
うお話でした。