日本でも今の世界のガソリン車禁止の動きに合わせて、ガソリン車禁止に動くようで
す。まあ、こういうのは報道する前に大手関係企業と事前の打ち合わせはしているで
しょうし、先進各国がそのような方針をはっきり出しているのに自動車大国の日本が
そういう動きを見せないのも変な話なので、当然と言えます。逆に言えば、その動き
は遅かったとも言えるぐらいです。
さてガソリン車が何故いけないのかと言うと多量の二酸化炭素を排出するためで何故
二酸化炭素がいけないかと言うと温暖化の原因になっているから、と言う説明に一般
的になっています。しかし、微妙なのは二酸化炭素を抑えれば、心配されている、
いわゆる「地球温暖化」を防げるのか、と言う点です。ここはどうも科学的な根拠が
非常に怪しい。つまり、地球の気候を、あるいは平均気温を決めているのかと言う
点に話が言及すると、即、議論展開が出来なくなるから。どうもここは非常に難しい。
難しいの意味は、地球のそう言った気温変化には様々な影響要素があって、その部分
の解明が非常に困難のように思います。
第一には太陽活動です。地球の熱の大部分は太陽からと言って過言ではありません。
そしてご承知のように太陽活動には波があります。その影響評価が今どれだけ進んで
いるのか、自分は把握出来ていません。しかし、地球年齢の約46億年で研究すると
すれば非常に困難な研究であることは、はっきりしています。そんなこんなで考えて
いくと地球の温度変化に二酸化炭素がどれだけ関係してるか、の算出は非常に難しい
と考えます。
そんな風に考えていくと今回の世界的なガソリン車廃止はある意味では効果がある
でしょうが、それは地球の温暖化を阻止出来るかと言えば、「分からないよね」が
答えになる気がしています。ただ単純に考えればエネルギー効率を高めた乗り物を
常用とするは大事ですし、もともとの地球環境を守ろうと言う目的には合致して
います。そんなこんなで「薪」→「石炭」→「石油」と生活で利用される熱源は
移ってきたわけですが、次は何にするのか。現状では自分は「原子力」とはない
と強く思っています。