そこそこ古い話になってしまうかもですが、カナダのルイク・ルイーズ湖畔のホテルに
たった一人で泊まったことを思い出しました。当時のホテルの名前はもう全然覚えてい
ません。今はザフェアモントシャトーレイクルイーズと言うのだそうです。泊まったの
は、たった1泊。米国での研修中のことですから、余裕が全然無かった時期のように思
います。それでも、湖畔から見える氷河と湖の水の色に驚いたような記憶があります。
カナディアンロッキーも丁度前日に降雪があったばかりで、山々に薄っすら雪帽子を
被った風景が本当に綺麗で、時間を忘れて、それを眺めていたことと、かなり寒かった
記憶が残っています。何を思って、このホテルに泊まったのか、もう全然覚えていませ
ん。たまたま移動する際の都合に良い場所だったかも知れません。
こんな話をすると人は、貴方は羨ましい環境で仕事をしていたんですね、と言われます
が本当に羨ましい環境だったのか、それは今の自分でもはっきりとは把握出来ていませ
ん。毎週書かなければならなかった週報。それに加えて月報。これは必ず提出しなけれ
ばなりませんでした。書く量も数ページなんてことは絶対にないのです。何十ページ
です。もちろん研修ですから、膨大なワークシートも結構ありました。鍛えられたのは
事実ですね。でも観光に行ったわけではない。しかし、普通なら見ることの出来ない国
の本当に素敵な自然を眺めることが出来たのは、かなり良いと言わざるを得ないかも
です。プラスに考えたほうが精神的にも肉体的にも良いですし。そんな記憶を思い出し
ました。