カナダでは気温が５０℃近くまで上昇し、突然死の方が増えていると言うニュースが流
れています。先日は200名を超える突然死の方が出たということで因果関係は調査中と
言っていますが、関連があるように思えて仕方がないです。マクロ的には氷河期に向か
っている傾向ですが、数十年と言う短期では気温上昇に向かっているのです。そんな
中で自分も6月になって気候が少し、おかしいぞと思ったのは、全然蒸し暑くて寝れな
い日がないということです。今年は皆無、そう、そんな日が全然ないのです。
これは異常気象と言って良いでしょう。長年、ここに住んでこんな梅雨は多分1回も
なかった。そういうことなんです。ここ千葉では梅雨の時期の梅雨が酷くて、もう寝て
いられないぐらいの湿度の高さになります。そして、こっちに来て初めて梅雨の時期に
経験したのが、クリーニングに出したビニールがかかったままのスーツにカビが生えた
こと。これは本当に驚きました。だって、スーツに栄養はないと思っていましたから。
もう、クリーニングに出した後も専用の保管をして欲しいぐらい。
そんなのを思っていたら、伊豆の豪雨による土砂崩れの被害をツイッターの動画で見
ました。余りにも悲惨で衝撃が強すぎて、思わず声が出てしまってました。もともと
伊豆はこちらに来てからは大好きで何度も何度も行っていた場所。確かに傾斜がある
土地ですが、あんな被害で大勢の方が行方不明なんて、悲惨すぎです。変に聞こえる
かもですが、その被害をマスコミが専門の大学教授のインタビューを受けて、「もと
もと被害の発生する場所」なんて記事を掲載していましたが、こんなの何の役にも
立たないじゃないですか。まあ、大学の先生は概して言えば、世間離れした大先生も
いますが、どう考えても役に立ったり、参考になるコメントの方が良いに決まってま
す。本気で今回はそう思いました。
伊豆だけでなく、他の地域も大雨等で被害が出ているようです。どうも出来ないです
が心からお見舞い申し上げます。頑張れ等は言いません、なんとか生き残って欲しい、
強く強くそう思います。雨の降り方がもう昔と完全に違ってます。それだけ水分のあ
る雨雲と言いますか、水分が供給される気候になっているのでしょう。もう、30年も
前ですが、たまたまヒューストンに研修で言った数日後、大雨に見舞われて、雨の粒
が大きいし、降り方が尋常じゃないし、フリーウェイに車でいたら、タイヤの3分の１
位がすぐに水に浸かって、相当驚いた記憶があります。地元の方に聞くと、時々はあ
ることなそうです。目を丸くして驚いた記憶が残っています。
大きな目で見れば、後何十年間か、今の気温上昇が続けば、世界人口の30億人が現在
の住んでいる場所から移動しないと生きていけない、と言う科学レポートも出ている
んです。短期的とは言いながら、大勢の方の生死に関わる異常事態なのは、間違いが
ありません。平均で言えば自分は後20年ちょっとが寿命でしょうから、自分にはそん
なに異常気象も問題ではないかもです。でも、若い方や幼い子供たちは違います。
なんとか、今の自然環境を大きく変えることなく生活してほしいように思ってます。
気温上昇は科学的な解析も難しく、太陽の活動等、大きく変化する要因等が複雑に
絡んで原因追及も難しいと聞きますが、なんとか良い自然環境を可能な限り、維持
して先進国と言われる国々だけが莫大なエネルギーを利用しない世界を強く望みま
す。そういう世界が必須、そう思います。
