年明け初めての流星群が、今夜見えるかもなのだそうです。見えるのかもとは、この流
星群はどの程度見えるか、はっきりしない流星群なんだそうで、都内では今夜は天候は
曇り予想のためです。対象となるのは、しぶんぎ座流星群と呼ばれる流れ星の集まり。
ちなみにしぶんぎ座とは、1795年にフランスの天文学者のジェローム・ラランドが設定
した星座であり、彼らが壁面四分儀と呼ばれる観測機器を使って天体観測をしたことか
ら、この星座の名称が付いたと言われています。
今回はどうも4日の夕方が一番流星の数が多そうですが、その位置が低く、どうも良く
ないそうです。私の下手な説明よりも国立天文台の「ほしぞら情報」より引用いたしま
す。
【国立天文台2020年1月】
しぶんぎ座流星群が極大(2020年1月)
しぶんぎ座流星群は、8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群とともに三大流星群と呼ばれています。毎年安定して多くの流星が出現するペルセウス座流星群、ふたご座流星群と比べて、しぶんぎ座流星群は活動が活発な期間が短い上に、流星の出現数が年によって変化することで知られています。
今年のしぶんぎ座流星群の極大は、1月4日17時頃と予想されています。しかし、夜半前は放射点の高度が低いため観察には適さず、観察に適した時間帯は5日の夜明け前2〜3時間となります。日本で観察しやすい時間帯が極大から大きくずれているため、それだけ流星の数は少なくなると思われますが、月明かりの影響はなくまずまずの条件です。見える流星の数は、空の暗い場所で、1時間あたり最大20個程度と予想されます。
流星は放射点を中心に放射状に出現します。流星は放射点の付近だけでなく、どちらの方向にも現れます。なるべく空の広い範囲を見渡すようにしましょう。また、目が屋外の暗さに慣れるまで、最低でも15分ほどは観察を続けると良いでしょう。レジャーシートを敷いて地面に寝転ぶなどすると、楽に観察できます。たいへん寒い季節ですので、寒さ対策をしっかりおこなってください。事故に遭わないように十分注意し、マナーを守って観察をしてください。
都内で言えば5日の日の出時間は6時51分。そうなると流星群の観察に良い時間帯は3時
から6時ぐらいまでとかになります。気温が一番低い時間帯なので、かなり厳しいかも
ですが、年の初めの最初の天体イベント。頑張ってみるのもロマンがあるかもです。