気になるトピック&ニュース少し掘り下げブログ

沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

菅総理は自分が裸の王様になっていることに全然気付いていないかも

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菅首相が月間誌「Haneda」に「コロナ禍でのオリンピック開催に自信があった」との

報道がニュースとなりました。いや、何に対して自信があったのか、皆目見当も付きま

せん。そもそも論で言えば確かに病気をしてはマスコミが煽るほど危険な病気ではない

のかも知れません。しかし、都内のコロナ感染者数は過去最高で今まででも絶対数が一

番多い。ただ、はっきり言えるのは検査そのものが、その人の身体に菌があったと言う

だけで決して発病者でもない。そういう検査内容であれば従来の疾病との比較も出来な

い。また、PCR検査で菌が確認された人の死亡はコロナを死因とするとした国の指針も

いったい何なのでしょう?全然分からないです。

 

東京オリンピック開催誘致では巨額の裏金がオリンピックの委員に流れた事件も発覚し

ました。国内ではオリンピックに関わる業務で1社が巨額の中間マージンを差し引いて

いる実態も明らかになっています。更に復興五輪と言いながら、予算は対象県には、落

ちず、精神的にも非常に苦しいままの生活を送り、若い自殺者まで出ているのは,何故

なのか。全然内容が分かりません。これら資本は全部税金です。税金は国民全体が安心

して生活していくための原資であって、特定の方が勝手に使っていいお金ではありませ

ん。

 

日刊ゲンダイDIGITALに作曲家の三枝成彰さんの意見が出ていたので、ここで紹介いた

します。反感を持つ方もいる間もですが、自分も三枝さんの意見に近いので。

 

日刊ゲンダイDIGITAL / 2021年7月24日】

日本人の「知性低下」を露呈した東京五輪…政治家も官僚も私利私欲に走る

オリンピック開催招致のための票が買われる瞬間を目撃したことがある。いまから四半世紀近い昔のことだ。

 当時懇意にしていた超やり手広告マンのAさんと海外にご一緒した際に、「お客さんと食事をするので、ついてきてほしい」と言われた。招かれたのは個人宅で、相手はアジアの某国のIOC委員だという。その席でAさんが切り出したのは、間近に迫ったIOC総会のことだった。次期オリンピックの開催地が委員の投票で決まる。Aさんは「ぜひ日本に1票を」と頼み込み、相手は了承した。すでにAさんは亡くなられて久しく、もう時効だと思って記すが、票の買収が実際にあると知って驚いた。

 その1票を手に入れるため、委員の子女の米国一流大留学の斡旋や現地での生活費の算段まで広告マンが世話をするという。見事“ご成約”のあかつきには、その費用を広告代理店はクライアントの企業に負担させる。その見返りに広告代理店は、カネを出した企業のスキャンダルや、伏せておきたい不都合な情報が世の中に出ないよう、マスコミを押さえるのに一役買うという巧妙な仕組みだ。

 こうした“汚れ仕事”やネゴの類いは、政府の看板を背負った人間にはできない。それを何でも屋として請け負うのが広告代理店である。おそらく大阪万博が決まった裏にも、彼らの奔走があったのだろう。

 世界的イベントの開催で“国威発揚”をもくろむ国にとって、誘致は政権の命運を懸けた戦いになる。政府や開催都市による表の交渉とは別に、Aさんのような広告マンたちに裏でロビー活動やバックアップをしてもらえるかどうかで勝負が決まる。

 彼らにとってオリンピックはおいしい仕事だ。スポンサー各社と政府を取り次ぎ、関連イベントの制作進行を請け負い、テレビの放映権と各媒体の広告掲載を管理して莫大(ばくだい)な手数料を手にする。Aさんがいた代理店の社長は全社員に向けて、「東京オリンピックで1兆円を稼ぎ出す」と号令したとか。オリンピックは4年に1度の大きな商機。これにどう食い込むかに社運を懸けているのだろう。

■モラルも消え失せた

 一方、オリンピックで政権の支持率を上げ、次の選挙で勝ちたい政府にとって、広告代理店は便利な存在だ。政治家や役人が表立ってできない面倒なことの一切をカネ次第で丸投げできる彼らを、大いに頼みにしているところだろう。つまり両者の思惑は一致しているというわけだ。国民はまったくの置き去りである。

 2016年のリオオリンピックのとき、私はドイツにいた。ホテルでテレビをつけると、100チャンネルもあるのに大会の全中継をしている局はなかった。時代は変わり、もはやオリンピックはヨーロッパで視聴率を取れるコンテンツではない。しかし関係者はその開催に固執し躍起になっている。

 来日したバッハ会長を菅首相らが歓迎し厚遇するさまは、まるで黒船でやってきたペリーを出迎える江戸幕府の役人のようだ。バッハ会長たちにあるのは古いヨーロッパ人のエリート意識で、日本人を完全に下に見ている。植民地を視察に訪れた貴族にでもなったつもりだろうか。

 開会式の音楽担当の小山田圭吾さん辞任にも呆れたが、今回のオリンピックをめぐっては、競技場の設計と大会のロゴマークのやり直しや総合演出の交代など、選ぶ側の見識を疑うことばかりが続いている。売れることを優先して人間性などのチェックをおろそかにするからこうなるのだ。

 開閉会式総合演出の小林賢太郎さんがお笑い芸人時代にユダヤ人虐殺をネタにしていたことで解任された。若気の至りで済まされることではない。ドイツはいまだにナチスの犯した罪を悔い、謝罪を続けている。

 成り行きのひどさに言葉もないが、制作チームの人選も広告代理店に丸投げしていたためだろう。広告代理店はマーケティングや流行りを見込んで企画を立てるから、知性や文化的な意味づけなど期待すべくもない。

 ロンドン五輪では英国を代表する指揮者のサイモン・ラトルが演奏し、北京五輪では国際的映画監督のチャン・イーモウが演出した。どちらもその国の文化の顔ともいえる人物で、スポーツと文化の大国であることを十分にアピールしていた。

 東京五輪の人選にはそうした文化への深い理解がまったく感じられない。元文科相や政府首脳らのお歴々が、歴史、哲学、芸術などのリベラルアーツを知らないからこうなるのだ。

 日本人の知性は、ここまで低下してしまったのか? まったく恥ずかしい。モラルも消え失せた。政治家も官僚もウソを重ね、私利私欲に走って弱者を食い物にしている。いい加減に目を覚まし、早急にモラルと“知”の構築をし直さないと、現実問題として、この国の行く末は危くなる。

(紙面掲載時の記述を一部書き改めました)

 

今年、79歳になった三枝さんのご意見を皆さん、どう思ったでしょうか?本当かも知れ

ないけど、黙っていようと言うのでしょうか。それも選択肢でしょう。各人が自由に勝

手に判断していいはずです。お金持ちも国内は増えているようですが、貧困も増えてい

ます。人口の6人に1人は貧困生活の方がいる現状です。同様に貧困で十分な教育を受け

られない子供たちが同じ割合で日本国内にある。信じられますか、これが。騙されたと

言うかも知れません。しかし、それを許してきたのが自分たちです。現状で生活保護

簡単に受けることは現状の日本ではありません。本当に生活保護が必要な家庭にお金が

渡らず、悪いままなら心中するしかないのです。実態として既に日本は経済大国でも

先進国でもない。確かにオリンピックは開催すれば、国民の視線は、そちらに向きます

し、選手も関係する方々も真面目な対応をするでしょう。しかし、それが果たして成功

と言えるのか、全然分からない。自分はそんな状況です。