こんな環境でのオリンピック開催は、そもそも論で言えば大反対でしたが、1度開催さ
れれば、結果はどうしても気になります。そんな中で初種目だったようですが、水谷
隼選手、伊藤美誠選手の卓球混合ダブルスは奇跡と既に言われている、準決勝のドイツ
戦と中国との決勝戦を結果を知った後で、youtubeで見てしまいました。ドイツ戦も結
果が分かって見ているのに、途中からこちらまで緊張してしまってます。普通で考えれ
ばあり得ない大逆転。だって、最終ゲームで7度マッチポイントを奪われながら、それ
で逆転ですよ。確率から言ってあり得ない!もう、録画を見ながらでも、こっちが緊張
でピクピクしてきます。
それと伊藤選手は最初から何かしてくれそうな選手と思って気にしていましたが、ペア
の男性の選手が誰か気付いていませんでした。それが途中から水谷選手と気付いて、勝
手に「あ、凄いペア!」と思っていました。スポーツグラスを水谷選手がかけていたの
で全然気付かなかった。そう言えば前に試合会場の調光の具合でボールが見えにくいと
言っていたのが水谷選手だったようなのを思い出しました。あれだけ早いラリーでボー
ルの回転も毎回違うようですから、そこが気になるのは当然でしょう。
更に驚くのが2人は同郷の幼馴染とか。伊藤選手は、水谷の父信雄さんが代表を務める
静岡県磐田市豊田町卓球スポーツ少年団に4歳の時に入団し、その頃からの幼なじみと
か。ここからもう奇跡が始まってます。11歳も歳が下なのに、伊藤選手は、水谷選手に
大して敬語は使わないそうです。ですから、遠慮が必要ない関係性になっているそうで
す。これもニュースでネットで見ただけですが、ここも凄い。普通,11歳も離れている
スポーツペアでは、これもまた、あり得ない。
卓球の一流選手の打つボールは小さなモニターで素人のおじさんが見ただけではどんな
回転がかかっているか全然分かりません。一流選手でも受け方を間違えるとボールはあ
らぬ方向に飛んでいってしまいます。今回はyoutubeで伊藤選手のサーブを何度も目に
しましたが、どちらの面で、どんな回転でサーブを打っているかが、はっきり見分けら
れない。超一流の選手の凄さを痛感させられました。2歳の頃から卓球の世界チャンピ
オンになると明言していたそうですから、もうスタートから全然違うわけです。水谷選
手はもう、日本国内では1時代を築いた名選手。日本人最初のオリンピックシングルで
のメダリストさんです。その32歳の名選手が20歳の天才、伊藤選手とペアを組んだら
本当に恐いものなし。あの2人での攻め、そして、コンビネーション。見ていてゾクゾ
クしていました。そして、逆転優勝!感動なんてもじゃないです。録画動画なのに自分
も優勝の瞬間に声が出ました。本物は感動を呼び起こす、まさに、これでしょう。
こんな感じで感動していたわけですが、決勝戦で敗れた中国ペアは国内の報道関係等か
ら非難を受けた話も耳にしました。あんなに息を飲む試合をしてくれた中国ペアには心
から感謝いたします。どうもありがとう。