気になるトピック&ニュース少し掘り下げブログ

沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

宮古島で墜落した陸自ヘリの話・その2

宮古島海上で墜落した陸自ヘリコプターの引き揚げが成功しました。これでフライト

レコーダーも回収され、無事に分析される感じです。2度と同様の悲劇や事故が起きな

いよう万全の対先に結び付けて欲しいと思います。しかし、非常に気になったのはざっ

とネットで見た機体の損傷状況。ざっと見た感じでもかなり壊れていることがはっきり

分かります。それを裏付けするように自衛隊の関係者からも損傷が酷いと言うコメント

が出ているようです。かなり大きな力が加わったことは事実なのでしょう。

 

実は自分は米国映画「ブラックホークダウン」のDVDも持っていて、興味があって本も

買って読んでいます。これは実話は訳ですが今回と同じ機体ブラックホークが2機墜落

してしまうのです。この史実は1993年のソマリア内戦に米国は介入し、モガディシュ

いう市内にいる反乱軍の主だった人間を拿捕し、戦争を終わらせるために強襲作戦を

実行するのですが、強襲の途中で作戦に加わっていたブラックホークが敵のRPG(簡単

に言えば携帯型ロケット砲)の攻撃を受け、2機それで墜落してしまうのです。ヘリは

低空を飛んでいますし、ロケット砲は尾翼のローターに当たって制御不能になって墜落

するのですが主ローターは回転しているので真っ逆さまになって墜落するまではならな

いのです。確かに制御不能で墜落するわけですが。

 

まあ、この映画のヘリの挙動が本当だとしたら、飛行高度からすぐさま墜落する訳では

ないことになります。ただ水面と言うのはある高さからそこに落ちた場合、コンクリー

トに当たったぐらいの衝撃があると言われているので速い速度で墜落した場合はヘリ

本体にはかなりの衝撃が加わるのは間違いないのでしょう。そんな意味からすると

ヘリの機械的な不具合で不時着したという感じでは全然なくて、かなりの速度で海面に

激突した、そんな感じに見受けられます。また、回収された機体側面のスライドドアは

ロックされていたということなので緊急対応時に開けていたという時間も多分なく、

急激に墜落して激しく海面に激突したと言う推測になっているようです。

 

加えて住民の方からは爆発音を聞いたと言う話も全然出ていませんし、電磁波の異常も

確認されていないということから、その類の物に攻撃されたと言う可能性もほぼないと

のこと。それなら何故、そんな急激な墜落になったのか、と言うことになります。これ

は本当に機体損傷の確認とフライトレコーダーによる解析しかないことになります。

今回のヘリは陸自のヘリなのでフライトレコーダーも緊急時に機体から離れると言う

タイプではなく、機体内部に設置の型式ということですから是非とも無事に解析されて

原因追及はなされ、その対応が亡くなった10人の方々のお悔やみになると確信していま

す。