世界でモバイルで46位、固定回線で20位。これって何か分かりますか?そう、これは
米国のOokla社が、この3月に調べて作成した報告書「Speedtest Global Index」で報告
された世界における日本のネットスピード順位なのです。驚きませんか、なんせモバイ
ルで46位。完全に先進国の環境から外れています。そして固定回線でも20位!んー
遅いです。理由は簡単です。皆が沢山動画等をネットで見るようになったから。単純で
すよね。それにネット環境が追随出来てないのです。正直、自分も結構前からインター
ナットは使っていますが、ISDNに変えた時のようなネットスピード変化は経験してな
いように思います。知ってる人に言わせたら、今は違うかもですが、当時は自分の住ん
でいる地域は名目は早くなったとされていましたが、設備その物が「なーんちゃって高
速回線」なんだよ、とも言われていました。そんなのあるのかと思いましたが、いずれ
にしても都内のようなフルスペック高速回線ではなかったようです。
自分の雑談はこれぐらいにして3月に発表された総務省の「我が国のインターネットに
おけるトラフィックの集計結果」でも18年11月時点における光回線などブロードバンド
契約者の総ダウンロードトラフィックは10年前の約10倍、15年同期と比べても約2倍に
急増しいるんだそうです。まあ、このトラフィックと言う混雑の定義が良く分かってい
ませんがネットの混み具合って驚愕に値しませんか?どう考えても回線がこれだけの
量を裁けるだけ環境も良くなっていないでしょうし、設備投資もされていない気がしま
す。現実に自分の回線も固定回線が多いですが、正直遅いです。
そしてまたもや驚くべきが光回線の固定回線の使っている利用者の67.8%がNTTなんだ
そうです。そしてNTTは高速回線サービスをやっていません。NTTさんには悪いですが
この古いネット環境で繋いでいる方は古い設備のまま、混雑している回線を利用しつづ
けていることになるのです。更に大問題のモバイル環境では、もうネット接続用のアン
テナを建てる場所が国内にない。そうです、今の設備を解体して新設備を建設しないと
モバイル環境は変わらないのです。これは困っちゃいますよね。そして、高速の5Gに
変わる場合は、このスクラップ&ビルドを日本はしないといけない。そして5Gでは
頑張っている中国のファーウェイを諸事情で採用しないようにしています。ところが
この会社のは性能が良いうえに安い。それに今は人工知能(AI)やネットを使っての
自動認識や自動制御、遠隔計測を通信機器だけでな様々な物に通信機能を付けて効率を
高めようとしています。(IoT、アイオーティー、Internet of Things )
そうなっていくと日本もこのままの現状ではいけないのは明確ですが具体的な対応策が
現状では見えていません。そう、個々の通信会社では考えているでしょうが日本総体と
してどうしてこの課題を解決していこうとしているのかが見えていないのが現状のよう
に思います。まあ、日本なので何とかするとは思いますけど。