前に米国に研修で行ったいた際にはほとんど休みもなくて、連休になったのは半年で
本当に2回だけ。その1回は絶対にフロリダのキーウエストに行くと決めていて、マイア
ミまで飛行機で行って、その晩はマイアミに泊まり、翌日コンバーシブルのマスタング
を借りて、キーウエストまで行きました。もう、子供の頃から海の中を走っているフリ
ーウェイをドライブすると決めていて、初めてその夢が叶った訳です。その前日までは
雨模様だったのが、翌日からは超快晴。もう、本当に感動ものでした。こんな素敵な場
所は他にあるんだろうか、と思うほど。もう感動、感動の連続でした。
キーウエストに行ったら、へミング・ウェイの家と彼がよく通っていたという飲み屋、
バー、スローピー・ジョーに絶対に行くと決めていて、この2箇所ももちろん行った訳
です。へミング・ウェイの家には猫がいっぱいいて何十匹も歩いていました。ここが彼
が執筆していた場所なんだ、と思うと感動もひとしおです。ここでは結局、「老人と
海」の本を買ってしまったりしてましたね。ミーハーですが、これも記念です。そして
夜は、スラーピー・ジョーへ。オープンスペースですが、混んでました。ここでビール
を飲みながら生バンドの演奏を聴いていると、何だろう、南米の海沿いの離島という
気分になってきます。結構、酔いましたね。ビールにも音楽にも雰囲気にも。
でも、これで1つ子供の頃からの夢が叶って大満足のドライブでした。マイアミ空港で
Gパン姿の日本人女性に声をかけられて、彼女はキャビンアテンダントでキーウエスト
にこれから行くのですが、一緒ですかと聞かれました。多分、一緒ならご一緒しません
か、ぐらいの話だったかも知れません。こんなことは一生に2度とない機会でしたが、
こちらはキーウエストからの帰りなんです、と答えて別れました。残念な気もしました
が人生はこんなもの、結構、気楽に帰りの飛行機に乗った記憶があります。今思い出し
てもマイアミからキーウエストへのドライブは夢のような、そんな思い出です。