引用:MSN、© 毎日新聞 梅村直承氏撮影
まさかと思っていましたが、前述の日大アメリカンフットボールの事件に関して、加害
者の20歳の若者が日本記者クラブで謝罪会見を行いました。20歳の若者がどういう大人
であるかは良く知っています。代理人同席とは言いながら、大勢の記者や中継のTVカメ
ラ等を前にし、どれだけの勇気を振り絞って会見に臨んだかは想像に難くないです。
やってしまったことは謝罪しても消えるものではありませんが、しかし、社会のマナー
としてて間違って悪事を働き、社会にも迷惑をかけた場合は素直に心から謝罪しなけれ
ばなりませんし、それをしないと加害者は眠ることさえ出来ないでしょう。
今回の事件では(あえて事件と言います)日大は組織としての関わり合いを完全に否定
しました。つまり加害者である宮川君単独の意図的な反則であったと。これでは当時者
は黙ってはいられないでしょう。20歳はぎりぎり成人で当然、社会的な責任を負うこと
になります。しかし、そこに大学が組織として関係していたら・・・。本当の謝罪は絶
対に出来ないということになるでしょう。しかし、そこを個人で会見して謝罪をすると
なるとどれだけの勇気が必要なことか。果たして正常な謝罪が出来るか、すらも分かり
ません。
でも、、でもですよ、日大の宮川君はしっかりと公の場で謝罪しました。罪は罪です。
組織の上からの指示であっても社会一般のルールから外れていた場合はやらない選択を
すべきでしたがやってしまったことは多分、一生かかるかもですが責任を負う必要があ
ります。しかし、その後は120%の社会の冷たい好奇な目を浴びながら、しっかりと謝
罪しました。これは本当にやるべきであってもなかなか出来ることではないです。
そういった面ではスポーツマンとしての潔さを、ここではっきり見せてくれたように思
います。