気になるトピック&ニュース少し掘り下げブログ

沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

兵庫県庁の貯水槽で排水弁の閉め忘れの件

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最近のニュースで気になったのは、兵庫県庁で貯水槽の弁の閉め忘れで水道代金600

万円が不要にかかり、その半分をその職員に負担させたという件です。内容としては確

かに税金の無駄遣いになるので悩ましいトラブルではあったし、非常に目立つ内容だっ

たと思っています。ただ、非常に気になったのは、今回の件、個人で300万円を負担

した点です。何故なら民間では、そういう罰則はほぼないからです。確かに忘れたのが

悪いわけですが、故意にでもない。その場合どうすれば良いのかという点です。

 

もう1つ。非常に厳しい話をしますが、お役所が大きな失敗を、例えば大きな被害が

出た失策をしたとしても個人で責任を取るというのは日本ではまず、ありえないから

です。億単位のプロジェクトでも失策はいくらでもあるわけです。そういう案件と

比較してどうなのか、という点も非常に気になります。

 

もう1つ。組織として行っているので、もし、担当者に上司がいる組織なら、その責任

は個人で負うべきものではなく、その担当の責任として負うべきものだからです。その

説明が一切ない。非常に不思議に思っています。そしてあり得るとかあり得ない関係な

く、本来であればダブルチェックが効くように物事は変えていないといけない訳ですが

その配慮がなされていたのかも気になる部分です。兵庫県としても対応に苦慮した部分

でしょうが、個人だけに責任を負わせるのは少し無理があるような、そんな気がして

います。もともとで言えば失敗をしない人間や忘れることのないのが人間です。それを

トラブルに結びつけなようにしていくのが改善で、それは常にやっておくべきと自分は

確信しています。そうでないとやっていて仕事も楽しくありません。

 

 

 兵庫県井戸敏三知事は8日の会見で、「職員のミスで損害を与え、県民におわびし

たい」と陳謝し、県は、このトラブルの後、再発防止のため毎月2回の巡回点検を始

めたほか、定期清掃時の職員の立ち会いを2人に増員するなどの対策を取ったとして

いますが、それが本当に効率的で効果のある対応なのか、どうもしっくりきません。

もともとのニュースが聞き伝えなので正確かどうかも分かりませんが、過度にこの

部分だけ確認を増やしても全体最適で見れば、無駄ということだってあるわけです。

 

非常にうがった見方をすれば、今回のトラブルで変に手間だけ増えても形式だけの

チェックで終わる危険性だってありますし、「あいつのせいで、こんなことになっ

て!」となってしまう危険性だってある、そんな風に思います。もう1つ付け加え

て言えば、一人だけの確認で間違えば、非常に高額の損失になる作業もあるわけで

す。民間であれば、しっかりした企業なら、トラブル回避の対応として、水平展開

というのを普通はするわけです。兵庫県を責めるつもりではなく、そういうことも

普通に考えていけば、確かに600万円の水道代は安くなかったですが、未然に

発生する損失を減らすことだって出来るわけです。そんなことを今回のニュースで

考えてしまいました。何せ昔、危険予知というトラブル回避を仕事としてやって

いたので、そんなのを考えてしまってます。