気になるトピック&ニュース少し掘り下げブログ

沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

池袋暴走事故裁判のこと

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2019年の4月に起きた表記、交通事故は母子2名様と負傷者が9名と非常に大きな事故で

当初から加害者が通産省の幹部であったため、世間にもかなり注目されていた裁判で

あったわけですが、心苦しいと言いますか、当初から、この幹部の方が「運転操作に

は間違いがない」「ブレーキを踏んでも車が暴走した」と言う主張をしていた点です。

こういった事案については単に加害者を責める等は避けるべきと思ってはいましたが

若い奥様や可愛い娘さんを亡くしたご主人のことを思うと、胸が張り裂けそうにどう

してもなりますし、怪我をなさった方々も相当の苦労と言いますか、苦痛はあった訳

で、なんとも言えない気持ちになってきます。

 

自分も技術者の端くれなので、加害者の言っていることが可能性としてゼロでなけれ

ば、誰が悪いとか言いたくなかったわけですが、目撃者複数がブレーキランプの点灯

を見ていなかったこと、車自体の記録にもブレーキ操作の記録がなかったこと等々

次々と証拠になるような内容が出てきて、遂に異例のことですが、トヨタ自体が調査

結果として車自体に異常がなかったと公表をしました。プリウス自体の風評をこれ

以上悪くしてはいけないと思ったからでしょう。

 

こんな中で旧通産省工業技術院の元院長でもあった加害者が自分の無罪を主張し続けて

いることに怒りさえも感じますが、第3者の私が怒ったところで亡くなった方が戻って

来るわけでもないし、怪我をした人は救われるわけでもないです。また、考えてみると

「本当に精神状態は普通なのか」とかさえ、思います。ことわざに「実るほど頭を垂れ

る稲穂かな」と言うのがありますが、成功した人ほど、あるいは立場上、上にいる方は

余計に謙虚で素直でなくてはいけないと言う意味です。もう加害者はご高齢で一般人で

あれば記憶もあやふやでもおかしくない年齢。それでも客観的な証拠が出てきたら、

それを冷静に判断して、大いに謝罪すべきところは謝罪すべきと思います。例え、それ

が自分で信じられなくても最低限の人間の取るべき行為として、謝罪は絶対にしないと

いけません。

 

こんなことは出来れば言いたくはないですが、どう考えても大事な大事な妻子を事故で

亡くしたご主人にとっては加害者の謝罪は不可欠です。そうでないとこの事故の総括が

始まりません。負傷者の方々の状況が分からないので亡くなった奥様31歳と娘さん3歳

のことを言いますが、こんな大事な家族を亡くしたら、普通は耐えられません。奥様も

そうですが、3歳の娘さんを思い出したら、何回泣いてもどうしようもなくなってるは

ずです。そう考えるともう加害者は謝罪すべき段階で、これを逃したら絶対にいけませ

ん。逃したらもう・・・。そんなことばかり頭の中で、それらがぐるぐる回っている

昨今です。