世間は今回のピエール瀧氏の逮捕で随分、騒いでいますね。自分は役者としてしか、彼
を見ていなかったのですが、個性が立っていて結構良かった。好きな方でしたね。まし
てや彼が電気グルーブの中心メンバーだったことは全然知りませんでした。グループの
名前は知っていましたよ。でも、そのメンバーだったとは。今回の件はコカインの使用
に関する逮捕のようですが、周囲の人もそんな物を使っているとは全然知らなかったこ
とも大騒ぎの原因の1つでしょう。影響範囲が広過ぎる。それだけ大活躍していたとい
う証なのでしょう。こんなに活躍しているのに、何故コカインに頼るようになるのか。
ここはもともとの原因は個々にあると思いますが、結構闇が深い。電気グルーブは今回
のツアーを中止し、彼が逮捕されたことでの損害・違約金等は軽く10億年も超えるよう
です。10億円超えは凄まじい。一般人ではまず返せない費用額です。そのリスクを背負
って彼がコカインに求めた物は何だったのか、ということですよね。
コカインには、覚せい剤と同様に神経を興奮させる作用があるため、気分が高揚し、眠
気や疲労感がなくなったり、体が軽く感じられ、腕力、知力がついたという錯覚が起こ
るそうです。つまり、気分の高揚や寝なくても仕事が出来るとかを求めて、コカインを
使っていたという推定になります。単純な発想では自分の意識コントロールでは、それ
が自由に出来なかったので、コカインに頼った、あるいはある回数まではそれも出来て
いたが、それ以上頑張る必要性が出てきた、そんな感じでしょうか。しかし、法律違反
で捕まった時のことを考えると普通は悩むというか、天秤にかけて、止めることが多い
のだと思います。が、それも出来なかった。使い始めの時は切羽詰まっていたのかも知
れません。想像ですが1回使うと多分、「これはいい」「効く、効く、凄い」そんな感
じになるんじゃないでしょうか。だから1回使うと習慣になっていく。そうなれば、も
う止められない。駄目だと思っても、止められない。雑駁で勝手な、単純な憶測ですが
そんな感じなんでしょう。そういう意味では最初の1歩を踏み違えるか、どこに留まる
かが本当に大きなターニングポイントになります。
今回は執行猶予が付くような噂をされていますが、立ち直れるのでしょうかね。