もう古い人間なので今の芸人さんはTVも見ないので知らないのですが、昔の芸人さんの
中では、先日亡くなった小松政夫氏は本当に独特でそして安心して見ていられる数少な
い芸人さんの一人です。絶対に見ている自分の期待を裏切りません。そして、分かりに
くいかもですが、非常に洗練されている芸風なんです。これが非常に気持ちが良い。
飽きませんね、本当に。出てくると「あ、出てきた!」と思って期待して見ています。
そうすると期待以上のことをしてくれる、本当に素晴らしい、素敵な芸人さんでした。
そして、何故か「電線マン」や「しらけどり」の時の絶頂期の記憶があまりない。多分
自分の住んでいた盛岡ではTV放送がしてなかったのか、定かではないですが、どこかで
この2つも見た記憶があります。そして、これもある意味尊敬していた植木等氏とも
繋がりのある感じで受け取っていました。そう思っていたら、なんと小松氏は植木氏の
運転手兼付き人であったとか。なるほど、そういうことだったんだと後から勝手に一人
納得してました。そして、植木氏との素敵な逸話が多々多々出てきます。自分もある意
味彼らが育ってきた時代に近い時代に生きていたので納得出来ますし、勝手に「そうだ
ろ、そうだろ、うんうん」と勝手に納得していました。あまりにも素敵な逸話がウィキ
ペディアに出てますので時間をある方は是非、ご覧ください。正直、昭和生まれの自分
には泣けてくる逸話が満載です。小松政夫 - Wikipedia
こんなわけで改めてウィキペディアで小松氏の成り立ちを見ると、かなりの部分で納得
出来てきます。だからあんな芸が出来たんだな、と。今の芸人さんとは時代背景もあ
って成り立ちが全然違う。だから、尊敬すら覚える芸が出来、また、人としても尊敬出
来たりしていたことが分かりました。肝細胞がんで78歳没。少しだけ早めに亡くなった
感もありますが、今までしてきたことを見れば、ある意味目いっぱい小松氏なりの生き
方のように思います。今まで本当にありがとうございました。自分も小松さんの年齢ま
で後15年。自分らしく生きていこうと再認識しました。合掌。