肉のお役人との接待がかなり話題になっています。まあ、前職でその真っ只中にいた
身としては必要と言わざるを得ないのが実態と思っていました。日本人の抜けられない
特徴なのが、会食とか飲むとかしないと打ち解けられないと言うのが現状のような気が
します。ただ、そこで問題になるのがその会食の費用をどうするかの部分です。どうも
昔は、そこも大らかであったような、そんな話も聞いています。
自分たちの時代に会食では規制が設定され、上限5000円とか、そういうのがあった
ように思いますが、会社の忘年会程度の費用ではお金が足りないのは事実です。それ
でも会費制にして会食はしていました。そして、民間の大手では利益がきちんと出て
いますから、そこでお金をいくら使おうが関係ないことなのです。儲けていますし、
費用は税金からではないわけで。このシステムの良い悪いは言い難いですが必要なの
は事実です。例えば、お役所の方が規制する側であったとしても民間企業としては
実際にお役所の考え方や立ち位置が正確に理解出来ないと規制される側としても
的確な対応が出来ないわけです。
そこを間違うと莫大な損失になりかねません。そこが非常に怖い。そういうことな
訳です。そこの判断は非常に難しいというのが、過去の経験からの判断です。そこ
を正しく理解すればお互い、困ることにはあまりならない気がしています。今回、
問題になったのは勝手に判断すればコースで1人7万円だとすると、かなりの金額
です。銀座でも、もう10年近い前になりますが、コースで1人3万円はかなりです。
それが一人7万円ですから、逆にどんな内容の料理だったのか、非常に気にはなりま
すが、そこは単純に興味だけで。料理と一緒の際の酒代に関しては日本酒やビールで
は金額はそんなには、はりません。しかし、これがワインになると話が別です。
どう考えてもコースと同金額だけワインにかかってしまいます。料理に合わせて
しっかり飲むとなるとそういうことです。ワインはどうしても高くつきます。
まあ、こんな感じで大手を振って接待は出来ないかもですが、お役人の考え方をしっ
かり把握するとなると、どうしてもそんな方法になります。そして、甘いと言われる
のが覚悟ですが、それが欠かせない。そして、企業が抱えている問題は何十億円や
何百億円とかですので、それを例え1晩1人10万円かかったとしても、その見返り
をと考えるのは、あまりあり得ません。桁が違うので。また、そこも定例でいつも
するわけでもないですし、節度がどうしても必要。そんな風に考えています。
勘違いしてもらいたくないのは、この慣習が良いとか、そういう意味ではありません。
公的に代替案があれば、そちらの方が良いとか、そんな風に思っています。この
問題は結構、難しい。そういう問題です。