子供の頃からアクションスターだった、千葉真一氏が亡くなりました。8月19日の夕
方、千葉県木更津市の君津中央病院でだそうです。82歳。過去からの経歴からしても
コロナには負けない身体のように思っていましたが、年齢には勝てなかったのかも知れ
ません。TVの「キーハンター」は毎週欠かさず見ていましたし、日本でアクションと言
えば「千葉真一」そんな感じでした。ただ、台詞の言い方が好きではなかったです。し
かし、アクションスターとして尊敬していました。TVの画面を通してもオーラが凄いと
いうか、彼が登場すると画面に緊迫感が走るという感じでした。
弟子には真田広之氏がいますが、雰囲気は全然違っています。千葉さんのように緊張感
があるわけでもないし、千葉さんのような求道家でもない感じです。千葉さんはJAC(ジ
ャパンアクションクラブ)を設立し、日本のアクションスターの育成もやっていました。
真田氏もそうですし、志穂美悦子さんも、そうです。そういう面でも日本の芸能界に
足跡を残しています。驚くべきことにハリウッドスターにも“サニー千葉”として信仰者
が数多くいるということ。自分の大好きな大スター、キアヌ・リーブスは千葉さんを
「マエストロ二(師匠)」と呼んでいたそうですから、子供の頃から彼を見ていたのかも
です。同様にこれもまた、自分の大好きなサミエル・L.・ジャクソンも千葉さんを尊敬
しているとのことですから、かなりの人物というのが、お分かりになるでしょう。
野際陽子さんが前の奥様だったことも記憶に残っています。NHKのアナウンサーであっ
たこともあり、知的な彼女が何故、千葉さんに惹かれたのか、は、分かりませんが
男と女の間の話なので、そんなのもありということでしょう。先ほど気付いたのですが
その野際さんも2017年の6月に81歳でお亡くなりになっているということで,さすがに
時代の流れを感じています。離婚の際もお互いに嫌いになって別れたわけではないよう
なので生き方の違いで一区切り付けたのかも知れません。
しかし、あの千葉さんもコロナで亡くなってしまったか、という感じが拭いきれません
。なんと言っても日本を代表するアクションスターであったので。最後は意識のないま
まお亡くなりになったというので、そこで命の火が消えたということでしょう。コロナ
にかかり、命の火がだんだん細くなってしまった、そんな気がします。そんなことで
日本のアクション大スター、千葉さんのご冥福をお祈りします。合掌。