気になるトピック&ニュース少し掘り下げブログ

沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

トヨタ系列会社でまた発覚した不正車検のこと

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またも発覚したトヨタ売店での不正車検の報道。前のもあわせて15社16店舗で6659

台に膨らんだそうです。最近はこんな報道ばかりなので、大げさに騒ぐ気も失せてい

ますがディーラーでこんな車検をされやたら、ディーラーなら絶対に安心出来る等思

って車検をお願いしていた人からすれば、ディーラー車検も嘘だらけと言うことにな

ってしまわないか、本当に危惧してしまいます。もう昔のことになるかもですが、日

本ではそういう不正や騙しがそんなに多くないと理解していた時期がありました。し

かし、今は例え、ト〇タであっても信頼できないということになってしまうわけです。

 

不正の内容は排ガスの成分や速度計について必要な検査をしないとか、ヘッドライトの

検査結果を改ざんと言った内容なので、完全に法律に触れる不正です。この不正により

事故は起きていないと言う報道ではありますが、法律の内容自体が最低限守られるべき

項目の取り決めと考えると、事故がなくても今回は幸運だっただけにすぎませんし、

逆に仮に過大な整備だったとすれば、法律自体が余計な取り決めをしてると、言えなく

もないわけです。

 

海外の例で言えば先進国では、ほぼ車検のような制度がある国が多いわけですが、スイ

スやカナダのように車検の無い国もありますし、税金や自賠責保険を除くと海外では

おおむね1万円以下が普通のようです。こんな風に海外事例も調べてみれば、日本の

車検制度の内容が概ね分かってきます。状況によっては自分の考えではもっと簡易に

していい気がしますが、それもあてずっぽでは駄目なのでしょうから、しっかり精査

していく必要があります。しかし、税金は高いし、自賠責保険も相当儲かってるよう

な気がしてならないのは何ででしょう。

 

今回の件では担当の事業本部長が記者会見で、「お客様の安心と安全を優先せず、それ

らを損なう結果になったことを何より重く受け止めている。営業成果重視、目標達成型

のマネジメントにより、現場に無理をさせていた」と述べたとされているので、あの

ト〇タでさえ、ある意味、拝金主義なのかと思うと、悲しくなってきます。もっと突っ

込めば、この程度の検査は顧客の運転時の安全性に繋がるのか、繋がらないのか、こ

の点で大きな疑問も湧いてきます。まあ、排ガスに関しては地球環境を守るうえで重要

なことですし、ヘッドライトも余りに明るかったり、照らす部分が上側になっていて

眩しかったりは事故につながる危険性は明確にあるので、ある範囲での調整は不可欠

と勝手に思っています。しかし、顧客の安全よりも成果が重要とされているなら、そ

れこそが欧米型の経営のように思えて仕方がなくなってきます。これって偏見なんで

しょうか。