気になるトピック&ニュース少し掘り下げブログ

沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

「忘年会・新年会」は不要か、の話

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「忘年会・新年会」は不要か、の話題が一時期出ていたので、少しそれに触れてみた

い。まずは自分は若かった頃、会社の新年会や忘年会はどう思っていたか、については

正直、あまり好きではなかったのです。その理由は酔って仕事の話をする先輩や上司が

いたから、これです。これは先輩のアドバイスや上司の小言を聞きたくないと言うので

はなくて、酔った勢いでされるのは絶対に嫌だ、素面の時になら全部伺います、と言う

姿勢で考えていました。若者が先輩等と同じに仕事が出来ないのは当たり前ですし、そ

れを変えていくには先輩や上司のアドバイザリングは不可欠と思ってましたから。

 

はっきり言ってお酒はある意味「気ち〇い水」ですから、仕事のことは飲んでない時に

したいのです。自分が入社した頃は徒弟制みたいな感じで、現場仕事を丁寧に教えてく

れる雰囲気はあまりなく、自分の時代でも「仕事は見て盗め」みたいな感じが残ってい

たのです。そして前は自分の会社は大学卒は認数も多くなかったので、給料の高い大卒

は何でも出来て、当たり前だろ、みたいな雰囲気が残ってました。だから、新人はすぐ

に職人にはなれないので必死に頑張っていた気がします。自分は現場が大好きでしたし

、現場の先輩方も大好きで尊敬してましたから。

 

そういう訳で忘年会は1年の終わりの慰労会ですし、新年会は新しい年を迎えて新規に

頑張るための壮行会のように思っていたので、酔っているという状態でアドバイス

受けたくなかったわけです。そんな感じでしたから現場作業で怒鳴られても、それだけ

まずいことをしたんだ、とか、危険だったんだと思うのがほとんとで嫌と言う感じでは

なかったように思います。

 

そして、今になって思えば、先輩方はそんな弁の立つ感じの方は、ほとんどいなくて

素面では自分みたいな若者に色々言いにくかったこともなんとなく分かっています。

それをOKとするか、どうかは別としてそんな感じもかなりあったろうと思います。

加えて、自分の若い頃の仕事は危険も多くて、1つ間違えば死にいたることも多々あ

ったのでコミュニーケーションは可能な限り誰とでも取るようにしていました。それが

仕事でケガもなく、成功させるための手段と確認していました。これはどの職種にも

当てはまるのか、は分かりませんが、自分の仕事では、そうだったのです。そうなると

先輩方がどういう方なのかは、近づいて中に入り込んでいかないと分かりません。また

そうしないと自分を認めてもらえないと思っていました。現場の仕事はそんな感じで

した。だから説教を受けるとかに関係なく、お互いを知るためにはお酒は必要だと

確信していました。人間関係を築くための簡単な方法がお酒だと思っていたわけです。

 

確かに仕事は言え、全員と気心が知れるようになるのは難しいのではありますが、可

能な限りやっていたわけです。それで頑張っていれば自分を認めてくれる、可愛がっ

てくれる先輩方が少しづつ増えていったように思います。仕事では、そんな先輩方から

は相当助けられています。だから自分も同じように若手には出来るだけ手助けしてあげ

たいといつも思っていました。

 

少しだけ、自分の子供の頃の話をすると小学校の頃には地域の子供会と言うのが、かな

り活発に活動していたので。その関係だと思うのですが、上級生と遊ぶのが結構多かっ

た気がします。その中で他人との付き合い方や接し方を覚えていった気がするのです。

上級生は荒っぽいのもいましたから、こっちが変なことをすれば、叩かれたりは普通に

あったので、それとなく付き合いのルールをそれで身に付けていった気がします。

何を言いたいかと言うと人間づきあいをする手段を自然に覚えていく環境が当時はあっ

たということです。また、母親方の祖父母が近所にいたので、かなり可愛がってもらっ

たし、その中で自然に人付き合いのことも生きていくためのルースも祖父母に教えても

らっていた気がします。後は小学校の頃は相当数の本を読んでました。これは自分の生

き方にかなりの影響を及ぼしている気がしています。

 

こんな感じで育った自分を比べれば、今の若い方は絶対に人間づきあいは慣れていない

だろうし、もっと突っ込んで言えば、人間づきあいって浅いのばかりじゃない?と心配

しています。離婚した際にも、ある若い女性から「自分の職場なんて離婚してる人が

10人以上いるし、そんな時代じゃない?」と言われたことがありましたが、自分ははっ

きり言って「結婚での関係はそんな希薄なもんじゃないだろ!」と断言して言えます。

それだけ本来であれば、人間とのお付き合いは絆の強い、深いものと思っている訳で

す。

 

こんな風に考えていくと嫌な感じの事柄が「忘年会・新年会」で多々起きているのなら

それを避けたい気持ちは分かるけど、飲み会以外の人間関係作りは絶対にしないとお仕

事は上手にいかないかもよ、とはっきり言いたい。自分が育ってきた時代は、やはり

飲み会が先輩や上司との繋がりを深く作っていた時代なので。そして、その意味では

この手段だけが一番人間関係作りにいいとは断言できないし、今の若い方たちは、どう

やって人間関係を築いているのだろと心配になってきます。非常に暗いとか、楽天家の

私でも言われそうですが、生きていて楽しいことよりも苦しいことの方が多いのが現実

と思ってしまってます。とりあえずね。