気になるトピック&ニュース少し掘り下げブログ

沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

消息を絶った知床遊覧船のニュースを聞いて思ったこと

日経の速報でニュースを何度も見ていた知床での遊覧船消息不明の話。非常に残念なこ

とに捜索の結果で出てくるのは最悪のケースを想定させるニュースばかりで辛くなって

きています。もうニュースが分かった段階で気温も5℃とかで水温も数度ならどう考え

ても人間1,2時間しかもたないだろうというのは誰でも分かる話ですから、船のエンジ

ンが止まり、浸水があったとしても何とか漂流して見つかってくれればいいと願ってま

した。多分、その遊覧船で見れる景色は絶対に感動する場所でしょうし、一生の思い出

になる風景も見れたかもと思ってます。

 

北海道は学生の頃に実習で1度。そして社会人になって1度行ったことがあります。2度

目の北海道は稚内で確か寒い時期だったので、寒くて震えあがり、自然環境は本当に

厳しいだろうと思った記憶があります。それだけ逆に自然環境の素晴らしい場所とも

思いました。そして今回の場所は知床半島。今、グーグルマップの写真で海上からの

撮影写真を見てみましたが、家なんてほぼない未開の地。それだけ見れば感動する場所

でしょうし、自然環境も厳しいように見えています。こんな風景の中でヒグマも見れる

というのですから、感動するなんてもんじゃない素晴らしい観光の名所なのでしょう。

自分も船の免許をもっていたので海の恐さ、恐ろしさも少なからず知ってます。昔から

いうように船底1枚下は地獄!まさにその通りだと思っています。

 

今回の場合、見た情報からして非常に残念に思うのは、悪天候で出航したのも、そうで

すが不具合発生から救助依頼するまでの時間が長かったんじゃないか、その点です。

いくら救命胴衣を備えていても水温が数度なら耐えられる時間は僅か。状況を理解して

いる同業の方からは、あの時間で、あの位置にいること自体がおかしい。もう港に帰っ

ている時間だとなると、船の不具合は結構前から起きていたんじゃないか、と勝手に

思ってます。そうだとしたら初期段階で救助等の連絡を入れていたら、もっと何とか

なったかも、なんて思ってしまう訳です。同業の方が言ってるように、今回の遊覧コ

ースは3時間なので、連絡があった23日午後1時には本当は港に帰っている時間なはず

です。だから不具合があった段階で即、連絡を入れていれば、、、。また、知床半島

は携帯も連絡が付きにくいと言いますから、どんな状況であったのか。

 

乗船したお客様24名のうち、お子様が2名。それも3歳と7歳ということですから、冷た

い海水に耐えられないのは当然の話。逆に言えば、そんな配慮が出来る遊覧船であれば

最初から出航はしなかったとも思います。大人も当然そうですが、子供が冷水の海の

中に放り出されて、体力も尽きて亡くなってしまう想像は余りにも辛くて、想像さえ

したくない状況です。10名まで亡くなった状態とは言いながら、見つかっています。

後16名、どうにかして早く見つけてあげたい。甚だ勝手ながらです。ご家族の心配を

思うと言葉も出ない。遊覧船運航会社が非常にまずい対応が多々あったのは事実ですが

逆に考えれば、乗船する方は何を気を付ければ良いのか。自分の考えでは操船免許を

持っていながらも船に酔う自分なので天候が悪いときには乗船しないことでしょうか。

後は寒い時期は乗船を控えるとか。嫌々ながら仕方がないときは乗船しますが、基本は

自分が操船しない限り、乗りたくない。今回の件で余計その気持ちが強くなっていま

す。