もう、20年以上前になりますが、小型船舶免許を取りました。これは米国に研修で行っ
た際に地元の人たちが余暇を楽しむ時に海に船を持っていき、それでクルージングを
楽しんでいたのを何度も見て、とても羨ましくなり、日本に戻った際に取得したもので
す。当時はジェットスキーにでも最低乗れれば良い、そんな風に思っていました。ビジ
ネスで米国の男性に会って食事をしながら、話をすると必ず、狩猟かボードの話が出て
きます。銃もまあ、興味はありますが、生き物を殺すのは自分には合わない。それで船
の方に興味が走ったようにも思います。ヤマハの船舶免許の講習会に参加して、受験問
題の演習と実地をする訳です。
演習問題は、もう全然難しいということもなく、ヤマハの演習問題を解いていれば、全
然問題なしで、実際の試験の際も試験開始後の退室OKの時間になったら、もう退室し
ていました。しかし、実地は難しい。なんせボートはブレーキがないのですから。操船
してみると分かりますが、水の抵抗はかなり大きなものです。遊び用のプレジャーボー
トですと、エンジンを止めるをかなり早く止まります。そんな感じです。実地試験で一
番難しかったのが、接岸です。場所は千葉港でしたが、湾の中に流れがある。ですから
エンジンを止めて惰性で接岸しようとしても湾の海水の流れで船が流されるのです。
岸壁に平行に50cmぐらい空けて船を止めるなんてのは、実習では1回も成功したこと
がありませんでした。でも、本番の試験のとき、初めて接岸に成功しました。これはか
なり嬉しかったですね。船も不思議なことに波があっても自分で操船していると酔いま
せん。でも単に乗っていると結構酔います。これは不思議です。まあ、正直、海は恐い
ですけど。でも沖縄のような海は本当に気持ちが良い。そんなには船に乗れませんが、
これからも船舶免許は更新していこうと思っています。