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沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

「強引さ」増す中国、南シナ海情勢 -CNNよりー

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下図出典:CNN HPより

中国はまさに尖閣列島を自分の領土にしようと具体的な行動を計画通り進めていますが

本当に日本はどうするつもりなのでしょうか。戦争を前提として計画を推し進めている

ことで日本も対応していく必要が絶対にあります。更に言えば、そこに米国が同盟国と

して介入してくれるかも本当に分かりません。一義的には自分の国のためのようには

見えにくいからと今は米国内も大きな問題ばかりで内戦と言っても良いような状況に

すら思える状況なので。自国が危ないときにいくら同盟国とは言いながらも助けに出る

とは到底思えません。そうなれば中国が用意周到で準備しているミサイルでの日本攻撃

もあっても不思議ではありません。それは自分の大好きな沖縄であっても全然不思議で

はないように思います。なんせ大洋進出には日本の領土である沖縄は邪魔なので。

 

素人の私ですら、こんなことを考えるので仕事としている我々の政府の方々は何を考え

ているのでしょうか。想像すら出来ないです。ここで出した最初の図は、この25日に

産経ニュースがあげた中国の南シナ海での軍事拠点の説明図です。改めて見ると本当に

他国の領土に今でも完全に入り込んでます。完全に。中国としては、これに関係した

国々も従わせる意図なのが明確に分かります。そして下の図が中国が領有権を主張し

ている九段線(China's nine-dash line)と呼ばれているラインです。どう考えても中国

が最終的には米国を追い越し、世界は我が物としようとしている意図が明確に見えます

。中国と言っても決して1枚板ではないので漢民族と言い換えた方が良いかもです。

こんな民族が世界にあること自体が信じられない。

 

私の戯言は、これぐらいでCNNのニュースをここで掲載いたします。

 

【CNN HP 7月26日】

香港(CNN) 今年前半に南シナ海ボルネオ島近くで、1カ月以上にわたり中国船とマレーシア船の一触即発のにらみ合いが続いた。

アジア海洋透明性イニシアチブ(AMTI)が分析した衛星画像によると、マレーシア公認の掘削船ウエスト・カペラが、中国政府も領有権を主張する海域で資源探査を行っていたところ、中国海警局の船に付き添われた中国の調査船もその海域に入り、調査を開始した。

そこでマレーシアはこの海域に海軍艦艇を派遣し、その後、同艦艇は南シナ海でマレーシア海軍と合同演習を行っていた米軍艦の支援を受けた。

中国政府は「中国の領海内での通常の活動」を行っているだけだと主張したが、中国船は、かなり以前から、中国が領有権を主張する海域で資源探査を行う他国の船をしつこく追跡すると批判されている。

今や、中国船は活動の「強引さ」の度合いを強めつつあり、マレーシアやインドネシアといった南シナ海周辺の主要国との新たな紛争を引き起こす恐れがあると専門家らは指摘する。

中国船が南シナ海で活動範囲を拡大している最大の理由は、中国政府が南シナ海で人工島の建設を進めているためだ。そのため、南シナ海周辺国の重要性はこれまで以上に高まっているとAMTIのディレクター、グレッグ・ポーリング氏は言う。

ポーリング氏は、「(人工島は)将来、中国船の基地となるため、マレーシアとインドネシアは事実上、対立の前線に置かれることになる」とし、さらに「毎日、十数隻の中国海警局の船がスプラトリー(南沙)諸島周辺を巡回し、約100隻の漁船がいつでも出動できる態勢にある」と付け加えた。

 九段線

南シナ海は、中国をはじめ、ベトナムやフィリピン、マレーシア、ブルネイ、台湾、インドネシアが領有権を主張しており、世界で最も激しく領有権が争われている場所のひとつだ。
中国政府が南シナ海における領有権を主張するために、同国の南シナ海周辺の地図上に引かれている破線は「九段線」と呼ばれるが、その範囲は他国が領有権を主張する範囲と比べて飛びぬけて広く、海南島からインドネシアの先端まで、南シナ海のほぼ全域を占めている。しかし、中国の領有権の主張は、国際法上の根拠を欠いており、2016年の国際法廷で無効判決が下された。

それにもかかわらず、中国政府は2015年ごろから、南シナ海岩礁や浅瀬に人工島を建設し、それらの島に滑走路や港、レーダー施設などの軍事施設を建設することにより、領土的野望を強化し始めた。

また専門家らによると、中国政府は、中国海警局と漁船で構成される船団を結成したが、この船団は、領有権を主張する他の国々の船への嫌がらせや、政治的にデリケートな海域に入る目的で南シナ海に派遣が可能だという。

不安定な南シナ海情勢
中国政府は、南シナ海において、長年にわたり他国の船への嫌がらせを続けている。大半はベトナムとフィリピンの船だが、マレーシアやインドネシアの船が被害に遭うこともある。

中国政府が南シナ海で強硬姿勢を強めている理由のひとつは、新型コロナウイルスパンデミック(世界的大流行)だと専門家らは指摘する。パンデミックは、中国の急速な経済発展に大打撃を与えているだけでなく、中国の国際的な評判も損ねている。

新型コロナウイルスの最初の発生を食い止める上で中国政府はどのような役割を果たすべきだったかといった点や、中国政府が全世界で多くの死者を出しているパンデミックへの対応に十分な時間を世界に与えたかといった点をめぐり、欧米と中国の間で緊張が高まっている。

中国共産党は、党の権力支配が低下しつつあるとの印象を与えることを懸念し、発言や、南シナ海の支配などの国家主義アジェンダ(議題)を強化している、と専門家らは指摘する。

シンガポールシンクタンク、ISEASユソフ・イサーク研究所の上級研究員イアン・ストーリー氏によると、中国政府は南シナ海への影響力を強固なものにするために、米国の世界的大国としての影響力が低下しつつあるという「物語」を広めようと躍起になっているという。

これまでマレーシアとインドネシア南シナ海の問題で中国との関係が悪化しないよう努めてきたが、中国政府が同海域における領有権を強く主張しているため、「静かな外交」の時代は、永遠には続かないかもしれない。

足並みそろわぬ中国への対応
東南アジア諸国は、中国が各国の領海近くに居座っている今こそ、一致団結し、中国政府に立ち向かうべき時のように思える。

しかし、ストーリー氏は、南シナ海周辺の国々は自国の経済的、政治的危機に加えて、コロナウイルス対策にも追われており、東南アジア諸国連合ASEAN)の団結は望み薄とし、2020年の年末にかけ、中国は南シナ海において強引な行動をさらに強化するだろうと指摘する。

AMTIのポーリング氏によると、マレーシアは長年、中国との緊密な関係の恩恵と、独自の独立した外交政策の実施とのバランスを取るよう努めており、前回のマレーシア領海での中国船との衝突が可能な限りマスコミに伏せられていたのもそのためだという。

一方、インドネシアは以前、同国の領海から去らなかった中国の漁船に発砲した。また、同国のジョコ・ウィドド大統領は、1月に中国の漁船がナトゥナ諸島周辺に侵入した際にも断固とした行動を取り、他国の領海への侵入を見過ごさないとの姿勢を示した。

しかし、専門家は中国も簡単には引き下がらないと指摘する。

外交政策研究所の上級研究員フェリックス・チャン氏は1月、「中国政府は、インドネシアはいずれ折れると見ており、最終的にはマレーシアと同様に、中国が南シナ海に駐留することを受け入れる以外、選択肢はほとんど残されていないことに気付くと考えている」と述べた。一方、中国政府にもリスクはある。

米海軍大学教授で元海軍将校のジェームズ・ホームズ氏は、中国政府が南シナ海への進出を強く推し進めれば進めるほど、中国の侵略を懸念する東南アジアのより多くの国々が手を組み、中国に抵抗する可能性が高いと指摘する。そして、それがいかなる抵抗であっても、中国政府は経済的打撃を被る可能性がある。

中国は、フィリピン、マレーシア、インドネシアなど、南シナ海周辺の多くの国々と緊密な貿易関係を築いており、さらに、中国が推進する経済圏構想「一帯一路」など、同国の国際的アジェンダ(政策課題)の一部としてそれらの国々を必要としている。

ISEASユソフ・イサーク研究所のストーリー氏は、中国は南シナ海における領有権を強く主張しすぎるあまり、東南アジア諸国との関係が完全に崩れることは望まないだろうとの見方を示した。

 

いずれにしても完全に平和ボケしている日本人には、こんなニュースもピンと来ないか

も知れませんね。ある意味、咽喉ぼとけに短刀を突き付けられている感覚がないとも

言えます。これもマスコミの影響でしょう。重要なニュースは流さないし、嘘の情報が

多いのが今の日本のマスコムなので。さて、本気で困った中国ですが、地球の歴史上、

独裁で続いた国はないと言われています。今の中国はまさにそう。独裁が終わるまで

なんとかしのがないといけません。そして決して中国の属国となることもないように。