過去にも小惑星や隕石が地球に落ちていたのは皆さんもご承知と思います。近年になっ
てそれによる大きな被害が出ていないのは、たまたまなだけなのです。そして、それを
観測したり予測したりの各国の政府組織や学者がいるのも事実です。それでも予測出来
なかったり、見落としてしまう危険性も常にあるわけです。それがこの6月5日に起き
ていたと言うのが今回のお話です。なんと直径122mの小惑星が月と地球の間を通過し
それに学者が気付いたのは、通過後だったそうです。
恐いと言いますか、そういう環境の中で生きてるんだなと、つくづく思い知らされまし
た。ひょっとしたら知らないうちに小惑星が自分の近くで衝突して亡くなっていること
もあるのが現代ということになります。多分、普通の方はそんな意識は持っていない気
がします。まあ、恐竜絶滅も隕石の衝突が原因と言われていますから。
また、このニュースと一緒に2019年7月にも、ある小惑星が地球を接近通過したと言う
ニュースが出てきました。小惑星の大きさは、直径60〜130メートルほど。地球への近
接度では今回よりも地球に近く、月までの距離のおよそ20%にまで近接していたそうで
す。もしも地球の引力に引き寄せられて地上に落下していた場合には直径80キロほどの
範囲に局所的な壊滅状態をもたらしていた可能性があったそうです。これも事実でしょ
うから知らぬが仏とは、まさにこのことになります。
いかに人間の命がはかないものかという感じもありますが、逆にだからこそ、貴重で
美しいとも言えます。そうなれば毎日毎日の価値も違ったものになってきます。今回
の出来事で貴方は何を考えましたか。