火球が観測されたのは7月2日の午前2時32分で深夜にも関わらず、見た方や爆発音も聞
こえたことから、ネットでも話題を呼んでいました。その際の隕石を思われる石が習志
野市のマンションで発見され、国立科学博物館が6日から調査を始めたところ、最近落
下した隕石であることが確認されたそうです。やはり、隕石だったんですね。
出典:毎日新聞HP
この写真が習志野のマンションで見つかった2つの隕石を合わせたものです。
見つかった隕石は重さ63gと重さ70gの2つの破片から構成され、綺麗に合わさる部分が
があることから、元は1つだったとみられています。今後、約1か月かけて隕石の
分類を特定したのち、「習志野隕石」として学会に登録申請をする予定となっている
そうです。国内で見つかった隕石はこれで53番目で、2018年の小牧隕石以来2年ぶり
というお話です。
重さ70gと言うと中ぐらいのナスと同じ重さ。そんな重くない石です。それでもマンシ
ョンで見つかったと言うことは火球が爆発した際に物が落下した音でもしたのでしょう
か。勝手に色んな想像をしてしまいます。正直、隕石は欲しいですよね。小さなやつ、
1個で良いので欲しい。隕鉄で即、思い出すのがエジプトのツタンカーメンの墓で見つ
かった短剣のことです。2016年に発表されたのですが、この短剣は隕鉄から出来ている
と言う内容です。ツタンカーメンなんて紀元前13世紀のお話です。驚いてしまいます。
多分、落下してきたのを見て、その短剣を作ったのでしょう。日本にも、そのような
剣はあるとのこと。
いずれにしても国内での隕石の発見は今までにたった52件、今回を入れて53件目です。
日本は人口密度が高いので隕石も人の目に付きやすいのですが、そんな程度です。最古
のものは、861年5月19日(貞観3年4月7日)に福岡県直方市に落下し、須賀神社に保存
されている直方隕石 (472グラム) となっています。非常に珍しい品物なので普通の方は
一生でもそんな経験を滅多にすることが出来ない隕石の発見。正直言って羨ましい気持
ちがいっぱいでした。