今、謎の謎。ブラックホールが日米欧の電波望遠鏡で相互協力して撮影する計画が持ち
上がっています。具体的には各国の電場望遠鏡が協力することで直径9千kmの電波望遠
鏡なみの解像度を目指す計画とのこと。国立天文台によると複数の電波望遠鏡が同時期
に観察することで解像度を高める「超長基線電波干渉計」と言う技術を使うのだそうで
す。理論的にも通常の望遠鏡でブラックホールを観察することは非常に難しく、南米
チリのアロマ望遠鏡と米国、スペイン、メキシコ、南極にある電波望遠鏡でネットワー
クを組み、観測する計画になっているそうです。
狙うのは地球に一番一番近いブラックホールで距離は2万5千光年。ブラックホールは
重力が巨大で光を外に出しません。しかし、ブラックホールに落ち込むガスが強い光を
放つため、その光の中心に黒い影として撮影される可能性があるのだそうです。
ブラックホールは様々な間接的な方法で、その存在が確認されていますが、直接観察さ
れた実例は今までないのです。ワクワクどきどきする観測結果を是非、この目で確かめ
てみたいように思います。また、SF映画でも様々な形でブラックホールが登場していま
すが、本当に映画で出てきたような現状が確認されるのか、色々考えちゃいますね。
また、宇宙は暗黒物質がかなりの割合を占めるとのこと。今後、いったいどんな研究成
果や観測結果が公表されのか、期待大です。