今、米国大統領選の予備選が行われている訳ですが、第2戦目ニューハンプシャー州で
はなんと例の不動産王トランプ氏が勝ちました。日本人の感覚で言えば、多分、日本人
はふざけては投票するかもですが、本気では票を入れない人のように思ってます。
それでも米国ではある州で予備選で勝ってしまう。これはどういうことなのでしょう
か。日本人は米国人の気質をよく理解していないようにも思います。多分、自分たちと
同じ土俵で色々判断してしまう。
日本では移民の方は、ほとんどいませんが米国には多数の移民の方がいます。そして
文盲率もどうも10%以上の数値なようなのです。そして、日本よりも貧富の差が大き
い。前に何かで見ましたが、日本では写真食堂でブルーカラー(いわゆる、肉体を使っ
て仕事をする労働者)とホワイトカラー(頭脳を使う事務系労働者)の社員が同じテー
ブルで昼食を取っている姿に米国人が驚いてみたいたことがあったんだそうです。
多分、米国ではホワイトカラーがステイタスが上で一緒に食事をすることもないのだと
思いますね。
こんな風に考えていくと米国は相当、日本と風土も土俵も、そして、社会に対する不満
も全然違うのだと言うことが分かります。米国の知識人達は、トランプ氏が勝つこと自
体、恥ずかしいと言うメッセージを出していますが、それは一般の米国民の方の意識と
は違うのでしょう。世界の警察国家と言われた米国が、今は全然違ってきていて弱体化
しているように見えますから。そんな訳で、それらのうっ憤の禿口がトランプ氏に当て
られているような気がしてなりません。外れてるかもですけど。