いやー、激震かも知れません。ついに三井物産が赤字計上しました。これは自分の中で
は晴天の霹靂(へきれき)、そんな感じです。日本の企業の中では絶対にありえないこ
と、いや、あってはならないこととして思っていました。だって、あの物産ですよ。
日本最大手総合商社。ついに日本にもそんな時代が来たか、そんな感じです。
700億円の赤字は資源価格の下落となっています。銅とLNG価格の低迷で開発事業に
膨大な資金をつぎ込んでいたため、としています。一番大きなのはチリの銅鉱山事業へ
の投資のようです。調べてみると銅は1980年頃、トン当たり2500USドルだったものが
2004年辺りから、ぐんぐん上昇して2011年には、なんと8800USドル。これはグラフを
見れば分かりますが、バブルっぽい。まあ、後からは何とでも言えますし。それでその
後、下降の一途で今は4500USドルまで下落。んー、物産らしくないかもです。
まあ、批判はしません。物産ですから、これを機にまた立ち直るでしょう。LNGの
開発に関しては少しだけ知っていますが、本当に莫大な資金が必要なんです。で、世界
経済が悪くなってきた、特に中国ですね。それで原油価格がこんなに下落するなんての
も大学で専門にやってきた自分としては100%予測の範疇になかったです。今は1バレ
ル40USドルぐらい。ですから本気で世の中、分らんなぁ、かなり流動的だなと、つく
ずく思ってます。それでも物産は赤字は出さないと思っていました。まあ、物産に肩入
れしてますが、非常に驚きましたね。