気になるトピック&ニュース少し掘り下げブログ

沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

セミの一生が1週間ではないことを確認してくれた笠岡高3年植松君!

f:id:o-kenya777:20190620010018j:plain

f:id:o-kenya777:20190620010030j:plain

少し嬉しいニュースです。もう61歳ですが生まれた時からセミの一生は1週間だとばか

り思っていました。実際、セミは死ぬのが早いし、大人も本にもセミの一生は1週間ほ

どと記載してあったので、そうだとばかり思っていました。それを岡山県笠岡高校の

サイエンス部の植松蒼君が実際に調査して確かめてくれたという話です。これもまた

良い話です。結果は1か月ぐらいは生きてしたという結果だそうです。全然知りません

でした。不思議に思ったことは実際に調査。良いですねぇ、感心しちゃいました。

ニュースは山陽新聞デジタルからです。

 

山陽新聞デジタル 6月19日】

セミは地上に出てから1週間程度しか生きられない」というのは俗説で、実は1カ月くらい生きていることを、笠岡高サイエンス部の3年植松蒼さんが独自の野外調査で“証明”した。調査の手法と結果を、5月に広島大(東広島市)で開かれた「中四国地区生物系三学会合同大会」で報告。高校生の部(動物分野)で最優秀賞を受賞した。

 調査手法は、捕まえたセミの羽に油性ペンで番号をマーキングして放し、後日、再捕獲を試みるというもの。植松さんは2016年の7月中旬から9月中旬にかけて、笠岡市内の住宅地や雑木林など4カ所でほぼ毎日、この調査を繰り返し、アブラゼミツクツクボウシクマゼミなど計863匹にマーキング。15匹を再捕獲し、4匹を再再捕獲した。

 植松さんは「なかなか再捕獲できず、調査の効率は非常に悪かった」と笑うが、調査の結果、アブラゼミツクツクボウシクマゼミの3種で10日以上の生存を確認。最長生存確認記録はアブラゼミが32日間、ツクツクボウシが26日間、クマゼミが15日間だった。

 植松さんは小学1年生のころから虫に興味を持ち、セミの鳴く時間帯や、雄と雌の羽化の時期の違いなどについて調べてきたという。セミの成虫の寿命の調査は「そもそもセミの死骸を夏の間に見かけることが少ないのはなぜか」と“短命説”に疑問を持ったことがきっかけだったという。

 合同大会の報告で、日本動物学会の研究者らから高い評価を受け、植松さんは「疑問を解決するために、自ら考えて取り組んだ点が認められたのでは」と喜んでいた。現在、調査の精度を上げるため、セミの鳴き声の波形を専用ソフトで解析して、個体をそれぞれ把握する手法の確立を目指している。

 植松さんは昨年8月、クマバチに寄生する南方系の昆虫「ヒラズゲンセイ」を広島県内で初めて発見。生息域が西に拡大していることを証明している。
(2019年06月19日 11時29分 更新)

 

今回の調査は本当に感心してしまいました。こういった基礎的な調査って本当に大事な

のです。そして疑問に思ったら曖昧にしないで自分で確認する。物凄く大事で非常に良

いことです。一人で「良いな、これっ」てことで勝手に感心しまくってました。