気になるトピック&ニュース少し掘り下げブログ

沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

シャープさんが白物家電の製造を止めたことで

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予測は出来ていたことですが、シャープさんが白物家電の製造を中止です。傘下にされ

た台湾・鴻海精密工業からの指示だそうですが、来る時が来たと言った感が拭えませ

ん。シャープさんでは63年間その製造を続けていたんだそうです。結構長い月日です。

もともとの印象で言えばシャープさんは他社と製品への目の付け所が違っていてユニー

クで楽しい製品が多かったように思います。それで厳しい世の中を生きていた感も

ありましたが他国に買収されてしまった。この辺は色々は判断も今でならあるでしょ

う。

 

白物家電で言えば、究極的には日本でなくても製造できる製品と言う部分が産業として

衰退した部分でしょう。逆に言えばよく63年間も継続出来たなともいえなくもない。

多分、日本が間違った判断をしたのは環境関係の技術革新に精力を費やしたことでしょ

う。これは本当に申し訳ないですが、国主導であったと言って良いと思います。

 

そして日本の環境対応は産業としては儲からないし、間違った方向に言っているとも

言えます。一番良い例がリサイクル。これは確かに行為そのものはもったいない、まだ

使えると言った考えからで良いと思いますが結果は省エネルギーではなく、かなりのエ

ネルギーを使ってしまうことになってしまってます。そう考えるとそもそもの目的か

らして合ってないということになります。そう、どうも日本の環境対応は結局、欺瞞に

満ちています。実質的な効果ではなく、あくまでもポーズのような。

 

正直、自分は国プロ、国の技術研究に関わったことは過去に何度かあります。でも、そ

の内容は多額の費用がかかっていても成果が出ないような、あるいは研究の進め方が

非効率なんてもんじゃない、どうしようもない運営が延々と続いていました。そう、国

のプロジェクトは本当にどうしようもないと言うのが私の印象です。

 

そう考えると重要な税金を結果論でしょうがかなり何十年も無駄にしてしまったように

思います。現状もそうだと思いますが、国が主導のプロジェクトに効果は望めないと

思っています。そう考えると民間に頼りたい部分ですが、小さな対象は別として大き

なもので儲かる対象を見つけることが出来ていません。世界中に大ヒットの製品が

開発出来ていない。そういうことなんだと思います。ホンダのCVCCやウィークマン

VHSビデオデッキ等少し思い出しただけでも、かなり素晴らしい商品開発例が出てき

ます。それが今は余りない。それが日本が衰退している理由でしょう。

 

もう批判されるのが当然と思って言いますが、内部留保や社員の人件費を削って良い

商品開発が出来るわけがない。愚かな価格競争を目指して外注や依託で良い商品が

出来るわけがないです。そういうことでしょう。決して本質を見ないで欧米を真似し

良い部分を切り捨ててきた結果です。国際化では、自分の特徴を切り捨ててはいけ

ないんです。むしろそれを大事にしないといけない。でも、日本はそれすらも切り

捨てて国際化と言われるお化けに飲み込まれた、そんなことだと思ってます。