昨日、本当にたまたまなのですがTVを着けてチャンネルを回していたらBSで「フラ
ガール」をやっていました。蒼井優ちゃんとか演技が良いなと思っていたら、最後まで
見入って、途中何回も涙ぐんでしまいました。最初に見た時には、これも残念ながら
TVだったかもなんですが。違うのかな。余りの感動にDVDまで買い、本まで買って読
んでしまってました。正直、日本の映画は自分の好みの作品が余りないというか、DVD
まで買ってしまったのは本当に初めてだったのです。この映画は本当に自分の心にヒシ
ヒシと伝わってくるものがあります。この感覚はなんなんでしょうね。
多分、この話が実話で、それも舞台は福島。自分が生まれた盛岡に近い感じがしていま
す。特に方言でしょうか。親近感すら沸いてきます。そして役者も脚本もかなり良い。
もうばっちり心の中に浸み込んでいきます。最後の蒼井優さんのフラダンス(実はタヒ
チアンダンス)なんて圧巻と言うか、最高です。他のダンサー役の女優の方もよくぞ
ここまで仕上げた、そんな感じも持ちました。加えて松雪泰子さんも富司純子さんも演
技が本当に良い。上手いですよね。松雪さんなんてダンスの先生役は本当にはまり役
でした。もちろん美人さんですし。それに、この映画で豊悦さんが大好きになってしま
いました。こんなことも自分にとっては普通あり得ない話です。
監督は李相日(りそうじつ)さん、脚本も彼なんだそうです。この映画は2006年に公開
されているので、彼が32歳の時の作品です。感性が本当に素晴らしい。在日韓国人の
三世さんとのこと。まだ、45歳と言うことなので、今後も作品も良い物が出てくる可能
性もあります。公開前は話題にもなっていなかったと言う話ですが、役者さんも良いし
脚本、監督も良いとなればヒットしない訳がないです。コチ込みで話題になったそうで
すけどね。そんなこんなで「フラガール」は自分にとって非常に記憶に刻み込まれた、
特別な映画となりました。
【映画予告編】『Hula Girls(#フラガール)』予告編/出演:#蒼井優 松雪泰子 豊川悦司 / 山崎静代 岸部一徳 富司純子(李相日監督|2006年9月23日公開)