再度、志村けんさんの話をします。今日、MSNのネットニュースを見ていたら、たけし
師匠と志村さんの比較の話が出ていて、その中でけんさんはミッキーマウスと同じ対象
と言う話が出ていて、随分、うまいことを言う人がいるもんだなぁと妙に感心してしま
いました。そう、志村けんさんはそう言う対象なのです。だから、志村けんさんが死ぬ
なんてイメージも全然ないんです。それが急に世の中から消えてしまった。これはある
意味でパニックです。ミッキーマウスだって、世の中から消えたら、パニックを起こす
人が結構いると思うんです。それと同じことです。
もともとで言えば、志村けんさんは昔の「クレイジーキャッツ」の流れを組む、古典的
なお笑いの人であり、3歳上のたけし師匠と比べても、そのお笑いは古典的なエッセン
スいっぱいの人でありました。そういう面ではたけし師匠は若い笑いの分類なのです。
有名なお笑いグループで古典的な感覚のグループはもういないように思っています。
多分、ドリフターズで最後で、その後は新しいお笑いの分類になると思います。
この文章を書いているのも、思った以上に志村けん氏の喪失感が大きく、「ああ、1時
代終わったな」と言う感慨が非常に大きいためです。亡くなる前に出ていたお顔のお写
真では「けんさん、結構老けたな」とか「ん、こんなに歳だっけ?」と思ったことがあ
りました。人間、寿命と言うのも。その寿命の大きさが各人で決まっている気さえ、し
て来ます。歳の成果、結構、寂しいと言う感情が消えません。子供の頃からかとちゃん
志村は大の憧れの的、大人気のお笑いさんで子供だった自分の心に大きな影響をくれた
人たちです。それでもお酒は辞めなかったようですし、煙草も肺炎で手術をするまでや
っていたとのこと。昔ながらの本当に大芸人さんです。再度感謝いたします。子供の頃
本当に楽しい時間をもらいました。ありがろうございます。心から御礼申し上げます。