インド陸軍は6月16日に当初、領有権が争われているカシミール地方のラダックで中
国軍と衝突が発生し、インド軍に死傷者が20人以上出たと言う報道がなされていま
す。その後、沈静化の合意がなされた報道もありましたが、再度、中国からの攻撃が
あった報道も出ています。2国とも巨大な国なので双方とも一歩も引かないでしょう。
それに和平の合意があっても攻撃をしちゃうのは中国のいつものこと。驚くに足りま
せんが、これをインドは黙っているわけもない。今回の争いが起こった際も銃等の武器
は、まったく使っていなかったようです。死因も撲殺とかそういう死因と報道がなされ
ています。しかし、撲殺も非常に恐いですよね。殴られて殺される訳ですから。
小規模の小競り合い程度で済んでいれば良いのですが、今回はそうも双方とも武力の
増強をしているようなので、小規模な小競り合いでは済まない感じがかなりしていま
す。非常にまずい。中国には「国民」と言う概念も「国境」と言う概念もないと言わ
れています。多民族国家なのに漢民族の独裁。そういう国家です。日本人の想像の
及ばない国、中国。そういう意味ではインドも正直、よく分かっていない国です。
資本主義国家でもなければ、共産主義国家でもない。いわゆる、第3国。そんな範疇
の国です。去年の資料では中国は人口が14億3千万人でインドは13億7千万人
ぐらい。本当に人口の多い大きな国です。そんな大国同士がエスカレートしたら、そ
れこそ第3次世界大戦にもなりかねません。本当に嫌な話ですが、どちらも引く感じ
がないですよね。どこまで大きな紛争になるのか、目が離せません。
こんなことを考えていくと、現代は本当に不安定な時期だとはっきり言えます。各国
の現況もそうですし、今回の新型肺炎のバンデミックもあって進行中ですし、新規に
中国で豚のインフルエンザの話も出てきています。また、中国からですが、この病気
は人に感染するということなので、また、バンデミックになる危険性大なんです。
全然、落ち着かない。今後もインドと中国の国境での紛争は注意して見ていこうと
思っています。