海外のニュースを見ていてどうも理解しにくいことが多々あります。アメリカではマス
ク反対の集団がいると思えば、フランスではついにバスの乗客がマスクをしていないこ
とを運転手が注意をしたら、殴り殺されています。こんなの信じられません。何故そこ
まで過激なことをするのか、と思ってしまいます。ただ、こんな社会の乱れた状況では
日本も余り他人を悪く言えない状況です。どう考えても「お客様は神様です」を勘違い
している方が多々いますから。こんなお客のクレームなんてあり得ませんが本当に多い
と聞いています。さて、今回の不幸にも殴り殺された運転手さんのニュースはCNNから
です。
【CNN日本版 7月12日】
仏南西部バイヨンヌでバスの乗客らにマスク着用を求め、殴られて脳死状態に陥っていた運転手が死亡した。遺族とカステックス首相が明らかにした。同国では新型コロナウイルス感染対策として、公共交通機関でのマスク着用が義務付けられている。検察によると、バス運転手のフィリップ・モンギヨさん(59)は5日夜、マスクなしで乗車しようとした客4人に着用を求めて殴られた。
モンギヨさんは病院で脳死と診断された。仏AFP通信が娘マリーさん(18)の話として伝えたところによると、医師団と家族による同意の下、10日に生命維持装置が外された。事件では4人の男が逮捕されている。8日には家族らの主催で抗議デモが実施され、参加者らが白い服を着て行進した。
カステックス氏は10日深夜、モンギヨさんを模範的市民として国家の記憶にとどめるとツイート。犯行グループは法で裁かれ処罰されると述べた。ダルマナン内相もツイッターを通し、「悪質で卑劣な犯行」を非難した。モンギヨさんが勤務していたバス会社は事件を受けて一部の路線に警備員を配置し、従業員の保護体制を強化した。
殴った相手は4人。4人も相手でさすがの成人男性も殴られたらかなりのダメージにな
るのは避けられません。亡くなったのは59歳の男性ですから、おじいさんではない
男性です。相当酷い殴られ方をしたのか。あるいは殴られて地面とか固い床に頭を打ち
付けたとか、あったのだと思います。亡くなってしまうのは、あまりにも悲惨です。
それに恐いのが事件のあったバス会社は警備員を配置したという報道です。多分他に
もそういうトラブルが起きる危険性があるということなのでしょう。海外の社会環境は
日本とは全く別個と想定した方が良いのは間違いありません。新型肺炎は現状、衰えを
見せるどころか勢いを増しています。同様の事件を無くするにはどうしたら、いいのか
考えてしまいます。悲しいし、頭が痛いです。