自分の大好物に「大学ポテト」があります。これは子供の頃から好きで、今も変わりま
せん。今思い出すのは多分小学校の頃だと思うのですが、生まれの盛岡市の上の橋町に
大学ポテトの専門店があって、そこで買った記憶が残っています。今回は植物の不思議
な今まで人間が知らなかったお話です。確か何十年も前のように思いますが、植物を痛
めつけると電気的に反応すると言った研究成果も目にしたように思います。
今回はサツマイモのお話です。今日は終戦記念日で自分のじいちゃんばあちゃんも戦時
中は芋を食べ飽きた話も聞いたことがあります。お米を余り食べることが出来なかった
ためでしょう。普通に食べる分には芋は結構美味しい。サツマイモも美味しい物は栗に
さえ似てる味がしますから。今回は、そのサツマイモが食べられそうになるとニオイで
仲間に危険を知らせると言う研究成果のお話です。これを読んだ途端に「お芋さんは
匂い嗅げるの?」とすぐ思ってしまいますが、多分、認識できるということなのでしょ
う。ニュースは「カラパイア(http://karapaia.com/」さんからです。
植物の持つ驚くべき能力が次々と明らかになりつつある。ある種の植物は、様々な化学信号を発し、仲間とコミュニケーションをとることがわかっているが、あの、ホクホクとしたおいしい「さつまいも」にもその能力が備わっていることがわかったという。
さつまいもは、害虫にかじられると、葉の部分から強いニオイのする化学物質を放出し、近くのさつまいもや自分の他の葉っぱに対して、危険を知らせるのだという。また、害虫の消化器系を傷つけるタンパク質も放出し、害虫を寄せ付けないようにもしているという。
害虫に傷つけられると葉からニオイのある化学物質を放出
ドイツ、マックス・プランク化学生態学研究所と国立台湾大学の研究グループは、台湾固有種のサツマイモで害虫への抵抗力を持つ「台農57」という品種と、その近縁種だがやや害虫に弱い「台農66」の葉っぱにイモムシを乗せて実験を行った。すると、どちらの品種も攻撃を受けると葉から「DMNT」というニオイのある化学物質を放出した。害虫に強い台農57の放出量は66の2倍であることが分かった。
葉からタンパク質を放出
また別の実験では、傷のない台農57と葉の1枚にピンセットで穴が開けられた台農57を密閉したガラスケースに入れてみた。すると24時間以内に、どちらのサツマイモでも、傷ついていない葉も含め、葉とイモの部分に「スポラミン」というタンパク質が作られた。水槽に健康なサツマイモだけを入れ、その中に合成DMNTを放出した場合でも、すぐに同じような現象が確認されている。
ニオイで仲間に危険を知らせて食べられないよう身を守る
このタンパク質は人間ですら調理しないままではなかなか消化できないもので、もちろん昆虫の消化器官にもトラブルを引き起こす。どうやらサツマイモはDMNTという化学物質で仲間に危険を知らせ、食べられないよう消化が難しいタンパク質で身を守っているようだ。この研究を行ったドイツ、マックス・プランク化学生態学研究所のアクセル・ミソファー氏は「一種のショートカット機能だ」と話す。
ニオイ警報を感知した葉は、消化しにくい防衛タンパク質を作り出して、襲撃に備える。サツマイモは自分がかじられなくても、周囲の仲間から知らせを受けることで、すぐさま防御体制に移ることができるのだ。 この研究は『Scientifc Reports』に掲載された。
この研究成果、素晴らしいと思いませんか。匂いの吸収方法は書いてないですが多分、
葉からなのでしょう。危険を検知すると吸収しにくいたんぱく質を生成ですか、凄い!
結局、植物もいろんな面で必死に能動的な活動で自分を守るようにしていると言う事実
です。そういった面でお感謝しながら、サツマイモさんも食べようと思います。生きと
しいける物を取り込みながらの人間の生活。感謝感謝です。