気になるトピック&ニュース少し掘り下げブログ

沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

雑・本当に1つ間違えば死んでいたかもの話

余り取り上げたいニュースもないので、また自分のことを書きます。30過ぎるまで自分

はガス井戸を掘る現場に携わっていたので、普通の方が思うよりも危ない仕事が多かっ

たように思います。そして、現場が大好きでした。後から担当したお仕事はそれはもう

責任も重く、やり甲斐もかなりあったのですが、その分、責任も重く、気遣いや注意も

相当必要な仕事でしたので、本当に部分ではかなりしんどかったのが事実です。その分

現場の方が楽でないのですが、好きでしたね。

 

さて、今回はどんな危ない目にあったかということですが、1つ間違えば死んでただろ

うというのが5つあります。最初に少しお話すると井戸を掘るというお仕事は扱う品物

の重量が重いんです。何十トンというのが普通にあります。だから、それを落とされた

り、身体にぶつけられると大怪我か、最悪は亡くなるということになってしまいます。

自分が経験していた井戸はせいぜい深度が2000m超えるぐらい。国内でも今は知りませ

んが前は6000mとか新潟等で掘っていたので扱う品物の重さが全然違う。掘削している

櫓(やぐら)の下で動きが遅いので、そんな大したことにならないと思っていたら、ゆっ

くり動く重量物に挟まれて指が潰れた、なんて話は昔はかなりあったようです。

 

さて、自分が死にそうになったお話の1つめは請負業者さんの掘削現場でのお話です。

自分は立ち合いで櫓の下にいたのですが、正確に言えば、サブストラクチャーの上と

いうことで数メートルの高さにある作業をする場にいたときのことです。そこで行わ

れる作業は主に掘管という井戸を掘るために繋いで使う鉄のパイプのネジを繋い

だり外したりする作業です。それでアナを掘るためには掘管の先端に重しを付ける

のですが、これが太いパイプでかなり重い。1本9mぐらいのそれを2本繋いで吊りあ

げていたのですが、それが巻き上げ機のワイヤーの巻きの悪さかなんかで振動したら

吊っている器具から、その太い長さ18mの重いパイプが落ちてしまったのです。これ

はかなりやばい。多分、5,6mは巻き上げていたものが、目の前に落ちて、そこに

敷いてあった厚い板をぶち抜いて地面に刺さりました。どすん!といった感じです。

 

そこには8人、9人私を含めて人間がいたのですが、落ちた瞬間は無言で誰も悲鳴も

話もしません。少しだけ沈黙が続きました。そのあと私を含めて数人が「誰もケガ

ないか。」や「大丈夫か」の声が出ました。しかし、本当に自分の目の前、1mちょっ

とぐらいの場所に、その太いパイプが突き刺さってます。頭の真上に落ちていたら、、

絶対に即死だったでしょう。ヘルメットは被っていましたが、多分、下手すれば死ん

でます。その時は恐いというより、唖然と言いますか、呆然としていました。何故な

ら、そのパイプを吊る器具には安全装置が付いていて、外れないようになっているの

です。それが何故か、今回、外れてる。後から思い出して恐くなってました。そんな

経験が自分は数度あるんです。長くなったので、今回はここで。