今はもう食べ物に関しては、お金さえ出せば何でも食べることが出来るので、お肉が食
べられないとか経済的に食べ物の制限などと言うものも、そんなに無いように思いま
す。でも牛肉は小学校の頃、食べたことは一回も無かったと記憶してます。肉と言えば
豚肉で父親がすき焼きが好きだったように思いますが、肉は豚でした。そして、子供の
頃、食べる機会が多かったのは、クジラだったように思います。クジラの生姜焼き?
そんな感じのおかずです。これは結構好きでしたね。だから、子供の頃は肉と言えば
「クジラの肉」がすぐに頭に浮かんできます。これの特徴は「噛み応え」かな。クジラ
は結構、筋があって固めなのです。筋が切れていないと、いつまでも口の中に筋が残っ
てる、そんなこともありましたね。だから貧乏な話になりますけど、肉は噛み応えが
あるのが肉。そんな印象が今でも残ってます。A5ランクの牛肉のように口の中で溶け
るなんてのは決して肉じゃない。そんな感覚なのです。
千葉県も和田町とかでクジラ売ってますが、小学校の頃、岩手県の山田町の漁港で
キャッチャーボートを見た記憶があります。当時、親戚がそこにいて、漁港までそれを
見に連れていってくれた感じです。今、検索して山田町を見てみると、捕鯨が禁止にな
る昭和62年まで山田町は捕鯨の町だったそうです。子供の頃の記憶って、間違ってませ
んね。なんせキャッチャーボートに乗船させてもらって、例の「平頭銛(へいとうも
り)」を見せてもらった記憶があるのです。知ってますか、この銛の話を。
小学校の教科書にも出てました。火薬で打つ銛ですが、先端が尖ったままでは銛は水面
を跳ねてしまって、クジラに当たらないのです。そこで銛の前端を切って平らにした
(平頭)ら、的中率が格段に上がったお話です。知ってる方、いるかな。